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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.622 【意識したい、グローバルと未来志向】

おはようございます。
久しぶりに行動制限のない夏、
今週のお盆休みは、懐かしい顔に会える方も多いのではないかなと思います。


さてお国柄を表す、あるジョークがあります。

海に溺れている人を助けるように仕向けたいときに

アメリカ人に言うなら「ヒーローにならないか?」
イギリス人に言うなら「紳士でありたまえ」
ドイツ人に言うなら「それがルールだ」

そして日本人に言うなら
「みんなが、やっている!」

日本人の『横並び意識』を言い当てたジョークです。

皆がやっているなら、安心する。
その逆に、皆がやっていないことをやると不安になるようです。

だいぶ前の話ですが、音大の教授から
こんな話をこぼされました。

『音大生は比較的恵まれた家庭環境が多く、
就職活動ものんびりしていて困る。
そんな中で熱心に就職活動している学生が相談に来て
「私って、異常なのでしょうか?」と真剣に悩んでいる。
世間一般からすると普通の就職活動なのに
音大にいると浮いて見えて、本人が悩んでしまうのだ』と。

そんな「他人と違うと不安になる日本人」を思い出したのは、
オンラインイベントSoftbank Worldで、孫正義さんの基調講演を聴いたからです。

講演のごく一部ですが、こんな内容が話されました。
ーーーーーーーーーーーーーー
世界では、AIやロボットを次々と使いこなして
より便利になるよう、社会の変革を進めている。
ところが、日本ではいまだに、いまだに(強調して2回書きます)
AIやロボットを「使うか、使わないか」の議論をしている。
「使うか、使わないか」の議論の余地はなく「どう使うか」を考えるべき。
インターネットが生活の一部どころか大半に影響を及ぼしたように
AIやロボットとの共存は、すでに始まっている。
ーーーーーーーーーーーーー
孫正義さんが講演の中で示した「世界との差を示すグラフ」をみると
「横並び意識」が強い日本人として(笑)
「これじゃいけない!」と思います。
孫さんも「日本人よ、目を覚ませ!ガラパゴス化しないように!」と
毎年の基調講演で、警笛を鳴らしています。

ところが、、、
日常生活で、孫さんのようなAIやロボットの話を熱心にする人と接する機会がなく
同じ人とばかり顔を合わせていると
仕事のやり方を変えなくても、疑問を持たない生活になりがちです。

今から30年位前でしょうか。
インターネットの黎明期。

当時勤めていた会社で、ホームページを作りたい!と声を上げた人が
同業他社から「ホームページ推進派」の人に来てもらい
関係者を集めて、勉強会をやったことがあります。

ホームページ推進派の一人であった私は、話を聴きながら
「ぜひ作ろう!すぐ作ろう!作らないなんて、あり得ない」と思いましたが
当時の社内には懐疑的な意見も多く
「今、やる必要があるのか?」
「ホームページをつくっても、見る人がいなければ意味がないのでは?」
「もっと具体的な効果を示してもらえないと…」
「もう少し様子を見たら?」など
消極的な言葉が次々と出てきて、もどかしさを感じたものでした。

30年経った今、
ロボットやAIの黎明期でも(もはや世界では黎明期とは思っていないかもしれませんが)
同じことが起きているなあと感じます。

何か新しいことを始めようとすると、AIに限らず
「もっと具体的に成果を知りたい」と確証を欲しがったり、
「他は、やっている?」と様子をみたりするクセ。

何かあると「これまではどうやっていた?」と過去を探すクセ。
「そんな急な変化は、皆がついていけない」と思うクセ。
(困っていることは一刻も早く解決したいハズなのに)

これは本当に自戒を込めて書いているのですが
つい「過去はどうやった?」「ほかはどうやっている?」と
過去と横をみるクセがあります。

横をみるなら、身内だけでなく、世界軸で
縦をみるなら、過去だけでなく、未来をみて。

「本当はどうしたい?」
「もっと便利になるには?」
「とにかく、やってみようよ」という言葉かけを是非脳内に増やしたいと思います。

それと、、、
知り合う人・語り合う人を意識したい。

自分と同じ属性、自分と同じ経験をしている人と話すと共感も得られて、楽しいですが
あえて、自分とは全く違う世界を歩んできている人と出会う機会を作りたいと思います。

勉強会に参加すると、そこで「刺激を受けたい」と集まってくる新たな出会いが有効です。
直接出向くことが叶わなければ、オンラインセミナーや、本を通してでも。

世界が大きく変わっている時代であることは間違いなく
そこに懐疑的な見方をするのではなく
ぜひ、面白がって新しい扉を開くマインドでありたいと思います。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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