おはようございます！
1月もはやくも最終日ですね。
今月、なにか良いことがありましたでしょうか？
私は、富士山がくっきりと見える朝が嬉しいです。

さて突然ですが、
ご自身に「豊かな想像力がある」という自覚はあるでしょうか。

「未来をイメージするチカラ」と言われると
「あまり自信がない」という方も
「心配性ですか？」と聞かれたら「はい」と答えるかもしれません。

この国では
『心配事の9割は起きない』という本がベストセラーになっています。

想像力はあっても、
その使い道が「起きていない心配事」にフォーカスしていることは
多々あるようです。

ストレングスファインダーという本が（だいぶ前から）ロングセラーになっていて
各国で「自分の強みを発見するため」に使われているのですが
この本、日本では少し違った導入がされたそうです。

本を購入して、
そこに書いてあるライセンスキーをWebで入力して
100以上ある質問に回答すると
自分の強みの上位から下位まで34つの資質をランキングした「診断結果」が手に入る、という本なのですが
【日本では】
ある時期まで、34つ全部の資質が明らかにされなかったそうなのです。

なぜなのか？

【日本人は】上位（強味）の資質よりも下位（弱み）資質にフォーカスしてしまいがちだから、
というのがその理由だそうです。

そんな国民性もどうやらあるようなので、
今一度、
私たちは“想像力の使い道”について、考えておくといいなと思います。

新人の頃、
仕事が怖い、ということがあります。

「失敗して迷惑をかけたらどうしよう」
「今日もわからないことがあったらどうしよう」
「こんなこと質問したら、迷惑だと思われてしまうんじゃないか」

逆に
「脂の乗り切った時期」というのがあります。

「こんなことを提案したら喜ばれるんじゃないか」
「こういう困りごとを解決できたら、すごいんじゃないか」
「あのお客様は、きっとこんな話が好きだろう」

どちらも「想像力」をつかって
起きていないことを考えているのですが
その心境は天と地の差があります（笑）。

新人の時にベテランとしての余裕を持つことは
なかなか叶いませんが、
ちょっとだけ「想像力の使い道を変えてみよう」と考えてみると、見える景色が変わります。

自分にフォーカスして
「失敗したらどうしよう」と“起きてもいないこと”を想像するかわりに
お客様にフォーカスして
「どんなシチュエーションがあったら、お客様は嬉しいのだろう」と想像してみる。

花屋さんであれば
市場で、これぞ！という良い花を入手できた時や
店頭でディスプレイが我ながらよくできた時や
プレゼントにする花束を嬉しそうに抱えて店を出ていくお客様の後姿を見るときなどに
喜びを感じているだろうなぁと想像します。

機械メーカーさんであれば
画期的な性能の製品が作り上げられた時や
検査に合格した時や
それが使われてお客様から喜びの声が寄せられたときなどに
喜びを感じるだろうなあと想像します。

メンテナンス業であれば
汚かった現場がスッキリと綺麗になった時や
その実績を認められて次のお客様を紹介されたときなどに
喜びを感じるだろうなぁと想像します。

お客様の喜びにフォーカスして
いろんなシーンを勝手に想像するうちに
お客様への業務理解を深めることが（自然と）出来ていたり
お客様の隅々までを知らない自分を（おのずと）発見して
もっと興味関心がもてたら、しめたものです。

誰だって
無関心な人よりも
自社に関心をもってくれるパートナーと仕事がしたいもの。

そして、想像力の使い道として
「相手の喜ぶ顔」をイメージすることは、
実は、自分の心配事を減らす効果もあったりします。

私たちの仕事は、
1件の見積書を間違いなく完成させることであったり
1件の領収書を間違いなく記録することであったり
お客様とその先のお客様と直接対面することは、ほぼありません。

だからこそ
想像力を豊かにして
イメージしてみる「妙味」があります。

お忙しいお客様が多いので
約束の締め切りを守って頂けなくて
ときにイライラしてしまうこともありますが（苦笑）
それでも、
心を広くして、深呼吸して
お客様が笑顔になっているシーンを勝手に想像してみましょう。

これも、筋トレと同じく、脳のトレーニングで
やればやるほど鍛えられて、上手になっていきます。

例えそれが、これから面接に行く「入社前の会社」であったとしても
その想像は、しないより、やった方がいいと思います。

そういう心境でやった仕事が、思いが、報われないはずがない。
そう確信しています。

今週も、色々なことにトライする時間に恵まれています。

笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子