YPP月曜メール 私の思うことVol.569 【世界の流れにも目を向けてみると・・・】
おはようございます。
8月、夏真っ盛りですね。
賛否両論ありつつスタートした東京オリンピックですが
やはり、五輪に賭けて日々鍛えてきた選手たちの真剣勝負には
胸を熱くしている方も多いのではないでしょうか。
さて
つい先日
インテリア業界で仕事をする友人から、新しい言葉を教わりました。
「Prop Tech(プロップテック)」
Property(プロパティ)とTechnology(テクノロジー)
つまり、「不動産」の分野にIT技術が組み合わせ
従来にはなかったような
不動産にまつわる新たなサービス、業態が出てくるという「不動産×IT」についての造語でした。
仕事柄、「Fin Teck(フィンテック)」
Finance(金融)×Technology(テクノロジー)は知っていましたが
Prop Tech(プロップテック)は、知りませんでした。
現在、アメリカや中国では
スマホで家を購入している人が急増しているというニュースもあり、
ちょっとネットを検索してみました。
Redfinという不動産検索&売買サイトの調査によると
住宅の3Dスキャンをポイント&クリックスルーしながら見て回れる「3Dウォークスルー」が大人気で、
「実際の物件見ないで家をポチった経験者がアメリカで63%に達した」とのこと。
「Fin Tech」という言葉が出た2003年は、
先の出来事に感じられていた電子決済も
気付けば、世界中で当たり前のように行われており
日本でもスマホ決済が便利(かつポイントもついてお得)で
コロナでの衛生面からも現金より良い、という方も増えています。
今更かもしれませんが、金融・不動産に限らず
どの業界であっても「×Tech」で
今までにはなかった「繋がり方」「サービスの新たなあり方」になることを
仕事をするうえで、「当たり前」と考えていく必要を感じます。
こう書いている私自身、
意外と自分の中だけはそう簡単にアップデートできておらず
「従来こうだったから…」という発想をしてしまうことがあります。
そんな自分の脳内アップデートのために
「従来はこうだったけれど、これからは…」を
物事を考える際の『口癖』にしてみよう、と改めて思っているところです。
変化というと
「大変なもの」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、起きている変化は常に
世界中の人が
「今までの不自由をなんとかしたい」から生まれたアイデアが形になったもの。
従来は不便だけれど仕方がない、とあきらめていたものを
あきらめなくて良くなってきた。
そういうものが沢山、今までにないスピードで共有され
アップデートを続けている時代です。
「従来は不便だったけれど、同じ不便を感じた人が何か便利なものを作ってくれているかもしれない」
そんな発想で見渡してみると
ちょっと歓迎したくないような、警戒していた世界が
実は、色々な味方、仲間、同志のいる世界だと感じられ始めます。
一人では解決し得ないことを
協力しあって解決してきたのが、人の歴史。
そして人類史上最高に
世界中の情報が素早く共有される時代。
オリンピックの開会式では
日頃は見聞きしていなかった、多くの国名に気づかされました。
今も地球のあちらこちらで
不便を便利にするための試行錯誤が繰り広げられています。
外国語が読み書きできなくても翻訳ソフトである程度は母国語で理解できる。
子供のころはアニメの世界だったことが現実になっている時代を
探求心をもって眺めてみたいと思います。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子