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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.553 【働くことに「罪悪感」は持たなくていい】

おはようございます。
良く晴れた月曜日を迎えている関東の朝です。
みなさまの上空はいかがでしょうか。

先週土曜日に
ブレインワークスさん主催のオンラインイベントに参加しました。

タイトルは
『ハッピーキャリア応援シリーズ しなやかに活躍する女性大集合』。

色々な分野で働く女性や、これから社会に出る女性が
ZOOMで登壇して
スピーチ、フリートーク、パネルディスカッションなどを行いました。

色々なケースをご紹介くださって
[女性を応援する]という主催者の方には感謝しかありませんが、
終わってみてから、ふいに
「でも、、、私が就職活動をしていた30年前にも
『これからは女性の時代だ』と言われていたな…」と思い至ってしまいました。

女性が家事全般を担うのが当たり前という価値観が根強い中で
男性中心の社会で働くのに「家庭との両立」に悩む女性が増えて当たり前。

なんとかしよう!と力を尽くして下さった諸先輩方のおかげで
以前よりだいぶよくなってきた、と一当事者として感じていたのですが
とはいえ、まだまだ「どう働く?どこまで働く?」があちこちで議論され続けています。

「女性」と「働く」をテーマにすれば、必ず悩んでいる人同士が出会い、
「悩んでいることに共感」します。

この存在を今すぐゼロにすることは叶いませんが、
ひとつだけ、声を大にして改めて言いたいのは
【仕事をすることに決して罪悪感を持たなくてよい】ということ。

例えば…

家事があって、仕事があって
子供に向き合ってあげる時間が少なくて、申し訳ない。

持病があって、通院があって
他の人より休む回数が多くて、申し訳ない。

介護する家族が居て、容態が急変するかもしれないから
予定が立てづらくて、会議への参加も出来るかどうかわからなくて、申し訳ない。

そんな「申し訳ない」が国中に漂っているように思うと、、、本当に、勿体ない。

色々な事情があってもなお
一生懸命働いている人が、
申し訳なさを抱えているという現実が、もどかしくてなりません。

他人の芝生は青く見える、という言葉があるように
自分は出来ていなくて、周りは出来ているように思えることがあります。

でも体調不良にならない人はいないし、
自分か家族のことで仕事の時間をセーブする時期は
(全員が開始と終了のタイミングが違うだけで)殆どの人がどこかで経験するのが、本来の姿です。

たまたま、、、
昭和の時代には、専業主婦という形で女性に家事・育児・介護を担ってもらい
一日の大半を仕事に費やすことのできた男性が多くいた現象が(一時的に)ありました。

その残像をいつまでも見ている必要などないのです。

今、地域差・個人差いろいろありますが、
家事は女性がやるもの、という意識は相変わらず根強いと思います。

仕事が忙しくなると、家事がおろそかになったことに
責める男性と責められる女性が存在する家庭も少なくないと想像します。

ただ、少なくとも
『罪悪感』を持つのは、もう終わりにしましょう。

一生懸命に仕事をしようと思うだけで
社会の役に立とうと考えていること自体が、素晴らしいことだから
『罪悪感』で、やる気にブレーキをかけたら、本当に勿体ない!!

これからは、男性だから・・・女性だから・・・ではなく
必要なことをできる人がやって
大いに助け合って、
一人ずつが様々な役割を掛け持ちして果たすことが必要な時代です。

その過渡期にいるなかで
男性も女性も、Xジェンダーも
『働きたい=社会の役に立ちたいという思いでいることが、
すでに社会に役立っているよね』と感じてほしいです。

そして、誰もがなにかの事情を抱えて
仕事だけに時間を十分使えるわけではないことを当たり前にすること。

遠慮なく「これは出来る・これは出来ない」とハッキリ言っても
責めないし、責められない社会になるために
一人ずつが少しずつ、意識と言葉と態度を寛容にしていきたいと切に思います。

そして、少しでも出来ることがあれば、諦めることなく
その「少し出来ること」を発揮してほしいです。

自分と考え方やあり方が違う人を「おかしい」と安易に思わないことが
第一歩かもしれません。

生きづらさを認めて「実は大変なんです」と口に出すのが
第一歩かもしれません。

いろんな第一歩をそれぞれが踏み出して
優しい、生きやすい、仕事をしている人が楽しく生き生きとしている社会を
作りたいと思います。

ぜひ、『罪悪感』を持たないことで、ご協力ください。

今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
学びのチャンスに恵まれていることに感謝です。

YPP
五味渕紀子

追伸
オンラインイベントでYPPが登壇した様子は、
ブレインワークスさんのBナビオンに登録すると無料視聴できます。
よろしければ、YPPブログからご覧ください。

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