YPP月曜メール 私の思うことVol.526 【あらためて『読書のススメ』】
おはようございます。
関東は小雨がぱらつく朝を迎えています。
このあとの予報は晴れ。
すでに雲間から陽射しが差し込み始めて
きれいな秋空に変わっていく兆しが感じられる朝です。
さて先日、
今まで未体験の業界の方から、仕事の問い合わせをいただきました。
まだお見積り段階なので、その仕事が受注できるかは分かりませんが、
もしも受注となれば、非常に良い経験が出来るであろう
そんな嬉しい“挑戦”を伴う問合せでした。
そこで、日ごろから教えを乞うている先輩に
「新しくチャレンジさせてもらえそうな仕事があります」と伝えたところ
こんなアドバイスをもらいました。
『私なら、その業界の本を10冊買って読む。
せめて5冊でいいから取り寄せて読みなさい。
お客様と仕事をするまでに、詳しくなっていたら、驚かれますよ』
なるほど。。。
今までも新聞や雑誌、様々な本を勧められて読んできましたが
その業界に特化して集中的に10冊読むという勉強は、
恥ずかしながら、してきませんでした。
早速Amazonで取り寄せて、読み始めてみたところ
聞きなれない業界の専門用語や、独特の慣習など
私にとっての「新事実」がたくさん出てきました。
2冊目、3冊目と手に取っていくうちに
なんとなくその用語にも慣れてきて
さすが、先輩のいうことは素直に聞いてみるものだなあと
感心しながら読み進めていくうちに
「あ、でもこれは、お客様にとっては『常識』なのだな」とも思い至りました。
今まで、新しいお客様から新しいタイプの仕事を体験させていただく中で
学んできたことですが、
お客様は『自分が当たり前すぎることは説明を(悪意なく)省いてしまう』ことが往々にしてあります。
こちらからすると「それは最初に聞いておきたかった!」と思うのですが
痛い経験を積むうちに
「おそらく、、、こういうことはありませんか?」と
ある程度『当たり前すぎて言ってくれないだろう点』を予測して、ヒアリングできるようになってきました。
ただ
過去何度も「もっと早く教えてくれれば…」「言ってくれれば…」と思ったとき、
今回のように、業界関連の知識を予習しておけば、中には防げたことがあっただろうと
今更ながら思います。
学ぶスタートに遅いということはない。
「木を植えるのに最適なのは10年前、それか、今だ」という格言もあります。
たとえば、
1年間で本を一冊も読まない生活をしていたら
5冊から10冊の本を一気に読むことは、途方もない労力に感じられてしまうかもしれません。
ところが、日ごろから月に4~5冊を読んでいる習慣があると
一気に5冊を読むことは「やれば出来るな」と思える冊数になります。
「量は質をつくる」といいますが、
筋トレと同様、読む力も、読めば読むほど鍛えられるもの。
仕事を探すのにどんな勉強をしようか思案中の方、
なかなか本を読む習慣がなかったけれど身に付けたいなと思っている方には
是非、本を手に取ることが日常になる生活をおススメします。
私の周りで、勉強熱心だなと思う方は
やはり、自主的に本を読んでいる方が多いです。
そして教わってきたことを
惜しみなく、伝えてくれるGive&Give&Giveの精神の方が多いです。
類は友を呼ぶ。
勉強熱心な方から学べるチャンスを手に入れるためには
少しでも、その先輩(ときに後輩)の学ぶ姿勢を真似てみるのが近道だと思っています。
ちょうど今年は、あまり出かけない方が好ましい環境で
読書の習慣を得るには絶好の秋ではないかと思います。
今週も学びと成長のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子