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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.517 【とにかくやってみる。体験すればするほど、エネルギーは枯渇するのではなく、湧き出てくる】

おはようございます。
関東はようやく梅雨明けとなり、入道雲と青空とまぶしい日差しの8月となりました。

 

東北に住むYPPメンバーの顔を思い浮かべながら、
もうすぐあそこも梅雨明けかなあと想像しつつ、月曜メールを書いています。


さて、三十代の修業時代。


尊敬するメンターから教えて頂いたのが、
田坂広志著「仕事の報酬とは何か」という本でした。


社会人生活を始めてから常に、営業職であった私は売上数字や締め切りのプレッシャーに悩み
仕事を辞めたらこの悩ましい日々から解放されるのではないかと若い頃には思ったものですが、
いざ、仕事がない生活(子育てのみ)になった途端、
悩みの対象が、身近な家族や家の中での出来事に変わっただけで、
自分が目の前の現象を悩ましいと感じる限り、
何をしていても悩みのない人生はないのだと気づかされました。


むしろ、自分の生きる意味などの根源的な悩みよりも
仕事上で、比較的短期間に答えが見つかる悩みの方が、解決も達成感も早めに感じられ
「仕事で悩む時間こそ、日々を健やかに生きるのに必要」と思えるようになったことが、
この事業を始めるきっかけになりました。


誰かの役に立てること。
経済的な安心も(少しは)あること。
頭を使ってフォーカスすべき対象が、前向きな改善活動に結びついていること。


仕事以外の、自分ではどうにもならないテーマで悩む深刻さに比べたら
自分が誰かに依頼された「頼まれごと」に応えることは、
ある程度のプレッシャーはあるものの、
さまざまな発見ともに、
自分の力量を鍛えてくれる願ってもない機会に他ならないのでした

そして辛いのは、いま、この仕事じたいが
奪われてしまう人が増えている現実で、
それこそ、自分の手でなんとかできる範囲が少なすぎることに
日々、忸怩たる思いです。


けれど、周りの経営者や事業主を見渡してみると
「良い人がいたら紹介してほしい」「良い人はいない?」としょっちゅう聞かれます。


仕事は、ある場所ではなくなっているけれど
ほかの場所で、次々と生まれ続けており、
行く場所を変えるとまた出会えるチャンスはいくらでもあるように感じます。


今すぐ役立てるかどうかは自信がなくても、未体験のことでも
もし目の前に「やってみませんか」という仕事の出会いが来たら
とにかく聞いてみる・会ってみるところから始めてみるのも手だと思っています。


条件があわず、成立しなかったとしても
次々と積極的に出会いを求めれば、何かしら、アクションが次の縁を呼んでくるもの。


一見、無駄足だったと思う時間も
時に「いやー、やるんじゃなかったかな。こりゃ大変だ」と思うような仕事も
不思議と最終的には、すべて
「あれがあったからこそ、一つも欠けては、ここに辿り着けなかった」という人生の集大成へ繋がり
それぞれの体験が、完璧なほど必要なピースとして存在したことを確信する日がやってくる気がしています。


人生をひとつの大きなドラマとして
自分をその主人公と考えた場合、
何もハプニングが起きないわけはなく、
喜怒哀楽が、絶妙なタイミングで訪れてくれる。


意に添わないことがあったとしても、とにかく、そう捉えながら
とりわけ、出会った仕事に関しては
「自分が望む方向へ進むために現れてくれた一つの山(たまに丘・谷・急流その他)」と考えて
とにかく、取り組み続けてみる。


その姿勢は、真剣であればあるほど周りの人が見ていてくれるもの
当人が自覚している以上に、実は報われている気がします。


仕事の報酬は、次の仕事。


社会には日々次々と「やってみない」という声が、あちこちで発せられています。


経験がなくても、勉強する気持ちがあれば
「では、あなたに任せようか」という人が現れたりします。
もちろん、経験を補うための勉強など「準備」をしていたら、なおのこと、機会は増えます。


一度に大量になくなる仕事があるのも事実ですが、
すべての仕事がいっぺんに無くなるのではなく、
仕事の質や場所や形や、呼び方、内容、いろいろなものが目に見えて変化し続けているのが、今です。


なんでもとにかくやってみよう。
そういう考え方は、一見、合理的ではないし非効率にみえますが
体験を積み重ねた人が、一番、対応力を身に付けられるので、決して損ではないと思います。


もとメジャーリーガーのあのイチロー選手も
インタビューで「失敗や無駄は(どんなに予備知識をもったとしても)します。必要なんです」という話をしていました。


なにかを体験することは、体力を消耗するかのようなイメージをもつ必要はなく
すればするほど「枯渇」とは真逆で、
次のアクションへの想像力や、前に進むエネルギーを生み出します


やらされ感を抱いていると辛くなってしまう作業も
「この状況は、自分で望んだゴールに行く過程で、今日、必要な体験なのだ」と自分に言い聞かせてみると
そういう視点をもつ前と、同じ状況でも捉え方・感じ方が変わるもの。


その思考の繰り返しにトライできる状況であることが、すでに幸いなステージなのだと思います。


元気にスタートできる週もあれば、
自分の力ではどうしようもない出来事が起きている週もあります。


今週が、自分でコントロールできること(=仕事)にフォーカスできる環境があれば
その幸いに感謝しつつ
今日の頼まれごとに応えていきましょう。


今週もきっと学びと成長のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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