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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.508 【弱さも強さも内包しつつ、今日も出来ることをコツコツと】

おはようございます!
梅雨入りした地域もあるようですが、
関東も今日は6月上旬らしく雨が降っています。

 

紫陽花が各地でこれから満開をむかえて
雨に映えるだろうなと(相変わらずお出かけはあまりできませんが)
頭の中で美しい青や紫をイメージしながら、今朝も元気に綴りたいと思います。

 

 

さて、自粛解除が進むとは言え
「人が動かないこと」が一番の感染拡大防止になると知っている以上
やはり、今までと同じように過ごすことは、叶いません。

 

薄々気づき始めた「長引くぞ」という予感が確信となり
「いつまで続くのだろう」という気持ちが、ついもたげてしまいますが
ここで、この「いつまで・・・」という答えの出ない質問を投げかけるのはぐっとこらえて
「今のうちに出来ることって何だろう?」という問いかけに替えることに努める日々です。

 


脳という「味方」(味方のはずが、「自分が自分の敵」の時もありますが)は
非常に素直で、頭に思い浮かべたものに瞬時に反応してくれることは
過去の月曜メールで何回か、取り上げてきました。

 


以前もご紹介しましたが、脳トレの一つに、
「ちょうどよかった!」ゲームというのがあります。

 

誰か一人を「社長(もしくは国王、首相など)」の役にして
あとの参加者は、「部下(もしくは国民)」の役になります。

 

部下(国民)役は、次々と難題を報告してきます。

 

「社長!倉庫が燃えています!」

 

例えば、そんな報告を受けた時
まず「ちょうどよかった!」と叫んでから
何がちょうどよかったかをアドリブで答える、というゲームです。

 


面白いことに、誰が社長役をやっても
「ちょうどよかった!」と叫んだあとに、何かしら答えをひねり出します。

 

「ちょうどよかった!あの倉庫は処分しようと考えていたんだ!」など。

 


このセリフのあとに、何も言葉が出てこない、という人がいないのです。

 

もちろん、ゲームの中なので、荒唐無稽な珍回答が出てきますが
ここで体験するのは、
冒頭に持ってくる言葉の影響力のすごさです。

 


これを「それはたいへんだ!」と叫んでしまったら
何が大変なのかを脳は瞬時に考えます。

 

けれど「ちょうどよかった!」と叫ぶと、脳は
良い理由をものすごいスピードで探してくれるのです。

 


同じように、「ウルトラマンポーズ」というのを教わったことがあります。

 

戦闘ヒーローが、肩幅より少し広く足を広げて立ち、
利き手を高く掲げて、もう一方の手を腰にあてる、あの「決めポーズ」です。

 

この姿で天を仰ぎ見ながら、くよくよしてみようとすると
不思議なくらい、難しいのです。

 

人間の考えはさまざま、一人ずつ違いますが
脳の作用、体の働きには、共通して「使えるもの」があるものです。

 

なぜそんなゲームやポーズが
沢山の本や、研修プログラムに組み込まれているかといえば
やはり、人は誰しも弱い面を持ち、
くよくよすることが多く、それを克服したいと思っている人もまた多いからではないかなと拝察します。

 


強そうにみえている人も、内心は傷ついていたり、くよくよしている。
一方で、弱いと思っている自分の中に、実は思わぬ強さが潜んでいる。

 

人は、自分のための「執着」では強くなりきれないけれど
他人のために良かれと思って「信念に基づいて行動するとき」に、
思っていた以上の潜在的な力を発揮するのだそうです。

 


これだけ、世界中が大変で
大人も子供も、年齢も性別も国も関係なく、疲れないはずはない状況ですが
他人の中の「弱さ」に想いを馳せつつ、
自分の中の「強さ」を信じて、
今日も誰かのための時間を過ごす(=熱心に仕事をする)ことが
明るい未来をつくることの貢献に他ならないのではないか、と思います。

 


今週も、学びと実践のチャンスにあふれてます。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 


YPP
五味渕紀子

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