vol.325 【ベテランこそ気をつけたいこと】
おはようございます。
関東は54年ぶりの11月の雪で先週はとても冷え込んだ分
例年通りの今朝は、寒さが緩んだように感じます。
感覚とはいい加減なもので、
比較で感じることが多いなあと思います。
さて、今朝のタイトルは【ベテランこそ気をつけたいこと】です。
YPPも事務代行を始めて10年以上の月日が経ちました。
お子さんが小さい頃に登録して
おっかなびっくり在宅ワークを始めた人も
いつの間にか子供共々成長して
今はベテランの風格が感じられる方々がいます。
ベテランであっても謙虚な人も多いのですが
本日は、誰がどうということではなく
最近読んだ本から感じたことを
月曜メールではシェアしたいと思います。
自分の仕事や考え方にある程度の「自信」を持つことは大事です。
熱心に一生懸命にやっているからこそ、
「こうあるべき」という仕事のイメージが掴めてきて
それを自分が実現できる道筋も見えてくると
仕事も楽しくなってきます。
ただ、心がけたいのは
常に自分が正しい、という思い込みを
「中途半端なベテラン」は持ってしまいがちだということです。
「中途半端なベテラン」というのは、
仕事には習熟してきたけれど
まだ一流の域、一流と周囲が認める域に達していない人を指して表現してみました。
世の中で一流と周囲が認める方々は、
おしなべて謙虚で、
「まだ道半ばです」と自らの未熟さを感じておられ
人にも奢ることはありません。
一流と認められる人が道半ばなのですから、
殆どの人は自他共に「道半ば」です。
ところが、中途半端に習熟してきた時には
おそらくその習熟が見事に中途半端だからなのでしょう、
自分の知っている世界や、自分の考え方の範囲で、
パッと結論付けてしまうことがあります。
時に
自分より経験値が浅いと思われる人の意見に
注意深く耳を貸そうとせず
自分の考え方を一方的に主張してしまうことがあります。
私自身、過去にこれを幾度となく繰り返し
失敗を重ねてきましたし、
そのうち今もって無自覚なもの、思い出せないものがたくさんあっただろうと思います。
今は一流と呼ばれる人の中にも
もしかしたら、このような中途半端な時期があって
沢山の失敗を体験されてきたのかもしれません。
沢山の失敗を通じて
また何処かでふと手本になる出会いや
時には反面教師となる人をみて
謙虚さの足りない自分や
自分の知っていることはまだまだごく一部であることに気づかれたのだろうと思います。
若いうちは生意気で謙虚さが圧倒的に足りず失敗を重ねることも、
また少しずつ、その失敗体験から学んで
さらに自信を付けていくことは大事なことです。
歳を重ねてくると
叱ってくれる人が減った分、
今度は自分自身で
いまの確信は過信になっていないか
性急な結論付けをしていないか
時々振り返って
謙虚さを忘れていないかを自分に問うてみることは
どのステージにいる誰にとっても
必要なことかなと思います。
思い込みというのは、誰にでも起きます。
それを知っておくことや
自分以外の全てから学べるということを知っておくことが
謙虚さを身につける所作の一つだと思います。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子