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月曜メール

Vol.285 【ハプニングの時にこそ知れる、人の温かさ】

おはようございます!222のゾロ目の月曜日。
私の住む町は真冬に逆戻りのように寒い朝を迎えています。でも、この寒さもあと少しですね。
私事ですが、我が家の長男がもうすぐ小学校の卒業を迎えます。
気温は寒くても、卒業や入学準備の雑事などに春が近いことを感じている昨今です。

さて、先週は月曜メールが月曜日に出せずに関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

何かハプニングがあったのかというと、
私が珍しく体調を崩して寝込んでしまい、
原稿が書けませんでした。

私の体調不良はたった二日間の出来事でしたが、
日々整わない体調と向き合いながら仕事をしている方々の大変さに改めて思いをはせることにもなりました。

また、職場や身近な家族の手助けの有り難さも改めて感じることが出来ました。

そんな私自身のハプニングで幕開けした先週でしたが
今日の月曜メールでご紹介したいのは、
先週の事務カフェというYPPが主催する勉強会での一コマから
私が学ばせてもらった出来事です。


事務カフェプロジェクトと名付けて
月一回開催している勉強会があるのですが、
ある会社の「会計の仕事」を担当しているペアのメンバーさんが揃って今回の勉強会に参加することになりました。

仮にAさんとBさんとします。
関東と九州と離れた場所で暮らしていますが、ペアを組んで
日々お客様の経理業務を担っています。

Aさんはこの担当業務だけでなく掛け持ちしている別の仕事に出勤する日もあり、
朝の投稿で出勤を告げるとBさんからは「行ってらっしゃい!」とまるで家族のようなやり取りが日常のチャットでも繰り広げられていました。

さて、事務カフェ勉強会の当日。

持病のあるAさんはご主人に付き添われ、都内のYPP事務所に車で一時間かけてやってきました。
Bさんは九州からの在宅web参加でスタンバイしていました。
日頃チャットでやり取りしていますが、web越しに久しぶりに顔を合わせます。

AさんもBさんもこの勉強会でいっしょに勉強することを楽しみにしていたと思います。

ところが、途中でAさんの体調がおもわしくなくなり、参加出来なくなりました。

翌日のチャットでAさんは、勉強会に参加出来なくなってしまったこと、Bさんに退室の挨拶も出来なかったことなどを詫びました。

ところがそれに対してBさんが、Aさんを大変気遣いながら、心温まる返信を送りました。
やり取りを見ている私もBさんの温かさに感動しましたが、
当事者のAさんはもっと思うところがあったようで、その胸の内をBさんに綴り、御礼をメッセージしました。

詳しいやり取りは書けませんが、
そのお二人の会話を同じチャット内で眺めながら、つくづく感じたです。
「ハプニングの時にこそ、人の温かさを知れるものだなあ」と。


もしもAさんもBさんも快調であれば
予定通り勉強会に参加した翌日の挨拶もごく普通のものになり、
Bさんの優しさを垣間見ることはなかったかも知れません。

もちろん、勉強会を途中退室しなければならなかったAさんはとても残念であったと思います。

しかし
体調に不安を抱えながら勇気をだして参加した体験も、
その往復をご主人が優しく支えて来られたことも、
ペアのBさんが気遣って翌日のチャットで温かい言葉を贈ったことも、
Aさんの財産であり、
Aさんの日頃の誠実なお仕事ぶりから周りの協力も温かい言葉もあったのだと思います。

ハプニングはなるべく起きないで欲しいと思ってしまうし
痛みはなるべく少ない方がいいと願ってしまうし
人生についつい「無い物ねだり」をしてしまいますが、
思い起こせば、実際にハプニングが起きたり
痛みや悲しみを体験したあとは
「あれがあったからこそ」と思える何かを手にし続けてきました。

そして事前に心配していたほどのマイナスは
結果としては起きなかったことが、
(もっといえば、結果プラスとなったことのほうが断然)多いです。

世の中には筆舌に尽くしがたい悲しみも痛みもありますが、それでも
悲しみや痛みだけしか残らなかった
ということは、実は滅多にないのではないかと思います。

今回の一件で私はAさんにもBさんにも、心の中でとても感謝しています。

Aさんがまず行動してくれたからこそ、この経験が生まれ
Bさんが反応してくれたことで、
皆が温かい気持ちを抱くことが出来ました。

ハプニングは、悪いことばかりじゃない。

きっとこういうことは日常いろんな所で起きているのではないかと思います。

今週も学びのチャンスに溢れています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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