Vol.257【短所を味に変えるには】
おはようございます!
夏休み、お盆ウィークに突入です。
オフィス街は少し空いていて
気のせいか、いつもよりのんびりとした雰囲気に感じられます。
田舎で懐かしい顔に再会したり
親戚の子の成長ぶりに驚いたり
それぞれの夏をお過ごしのことと思います。
お休みの時
普段とは違う場所に身を置いた時は
いつもよりも視点を遠くに向けてみるのに向いています。
今日は、そんな人も多いのではないかと思いながら
月曜メールをお届けします。
さて、
以前、思想家の芳村思風先生の講演で
「人間は必ず、長所と短所どちらも持っているもの。
短所をなくさせようとすることは
人間性を殺すようなもの」と
教わり、
この月曜メールでも皆さんに共有しました。
芳村先生がおっしゃるには
「短所をなくそうとするのではない。無くせないから、短所。
ではどうするか。
長所を伸ばすと、短所はその人の味になる」と。
長所を伸ばせば
短所がカバーされるとなれば、
こんなに嬉しいことはありません。
苦手な短所の克服より
得意な長所を伸ばすほうに
力を注ぐ方が効果的だろう、とは想像に難くありません。
ただ、その「長所」について
どんな自覚があるでしょう。
短所を聞かれると
自分も他人の分までもスラスラ言えるけれど
長所をあげようとすると
うーん、言葉に詰まってしまうという人は
改めて今週は折にふれ
自分の長所をじっくり考えてみて欲しいのです。
自分では自分の長所を的確に言えない人
実は多いのではと思います。
また自分で長所だと思っていることと
周りから長所だと言ってもらえることにギャップがあることも珍しくありません。
そもそも、自分の周囲に
「私の長所を教えてください」と頼んでまわる機会が今までなかったかもしれません。
でも自分の短所が嫌だなあと思うなら
その解決には
長所を探してみることが早道です。
「私には長所なんてないです」という発言は
一見謙虚にみえて、それは謙虚でもなんでもなく
「考えることの横着」。
自分の長所を見出し伸ばすことは
この世に生命を受けて
生かされている私達が
実は真剣に向き合うべきことだったりします。
何事も真剣に向き合うことでまた
磨き方も深くなります。
自分をより美しくできることの一つの方法として
「長所を見つけ、伸ばすこと」は
人生の必須科目くらいに思っておいて損はないと思います。
お盆でご先祖様に手を合わせて
自分の受けた命のつながりに感謝するときに
聴いてみるのも良いかもしれません。
意外と答えは自分の中から見つかるものです。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子