おはようございます!
新緑の眩しい季節を迎えましたね。
本当に気持ち良い青空と緑のコントラストが美しい朝です。
さて、
今朝は
昨日、私の義理の母からいただいた一言をご紹介します。
私ごとで恐縮ですが
少し背景を説明しますと、
母はいま、昨年末の腰骨の骨折から緊急入院、手術を経て転院し
リハビリ専門の病院で日々を過ごしています。
入院されているのはやはり高齢の方が多く、
なかには認知症の方もいて
時に大声で騒ぎが起きることや
せっかくのリハビリ中にも転倒骨折で救急車でもとの病院に逆戻りする方など
病院にいると、なかなかもどかしい事を散見します。
幸いにも母のリハビリの結果は順調で
快復に向かっていますが
昔は登山をしていたほどの健脚家でしたので
亀のような速度でしか歩けないことは
きっと不本意であろうと思います。
そんな母が、自分のことではなく
私がつい愚痴を言った子育てのことについて
励ますように言ってくれたのが、冒頭の
「365日が全部理想通りにはいかないもの」という言葉でした。
これが、お互いにごく普通に健康そのもので生活していたら
この言葉が心にとまる量は少なかったかもしれません。
でも、理想通りにいかない状態の身体に向き合って
リハビリを続けている状態からの一言が
なんとも言えず、
しみじみと心に沁みて感じられたのでした。
理想通りにいかないから嫌になる、ということはなく
口ではそう言いつつも
自らのことは出来る努力をたゆまなくして
リハビリをがんばっている人の一言だからこそ
響いたようにも感じます。
身内の話で恐縮ですが
一つずつの経験がその人をつくるのだなあと
しみじみと感じた出来事でした。
母にしてみたら、
かつてのように歩けないことは
喜ばしいことではないですが、
そばで見守る者からすると
以前よりも魅力が増しているのは間違いないのでした。
なかなか自ら苦労に身をおく心境になれるものではないですが
不本意な出来事が降りかかった時には
必ず、
それを乗り越えたことに身につく何かしらの成長なり味わいが「セット」であり
後から振り返るとむしろ
「あの苦労があってよかった」となることも多いもの。
人間万事塞翁が馬、という格言もあるとおり
何が幸いで何が幸いでないかは
起きている瞬間には
実はわかっていないことが多いのでしょう。
長い目でみていくことも
様々な出来事を幸いに感じるコツのようにも思います。
今週も色々なことが起きて
様々なことが学べる予感です。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子
vol.244 【365日全部が理想通りにはいかないもの】