Vol.230 【仕事はリレー】
おはようございます。
2月になりましたね。
私の住む町は、寒いけれど晴天の青空が広がっています。
ご近所の梅林に、梅の花が咲きはじめました。
まだすっぽりと雪景色に覆われているところにお住まいの方もいらっしゃいますが
関東は、そろそろ春の兆しを感じる季節となりました。
さて、今朝のタイトルは「仕事はリレー」。
自らの仕事の前後について、改めて思いを馳せてみたいと思います。
例えば、、、
自分がいま携わっている仕事が「見積書の作成」だとしたら、
「見積書を作成したら仕事は終わり」のように一見思えますが、
見積書を提出したあとにこそ、その仕事は本格的なステージに移ります。
見積を依頼したお客様がその中身や金額を検討し、注文しようと決めます。
お客様が注文したら、受注した側では
場合によっては、工場で部品を組み立てて商品を製造し、出荷します。
その受注・製造・出荷に際して
それぞれ「受注伝票」や「出荷伝票」を入力する人(仕事)が存在し
実際に、商品を出荷する人が存在します。
いま、自分の仕事が「受注伝票」を入力する、という担当である人は
受注前の状態を想像してみてください。
自分はいつも「受注伝票」を入力するので、「見積作成」はしたことがないけれども、
必ず、誰かが見積して提案し、お客様がそれを承認する工程があったはず。
もしくは、見積検討にかわる何かしらの行為(仕事)が存在しています。
YPPの代行業務は、スタートやゴールであることはなく
自分の関わる前にも後にも必ず「仕事」があり、携わる人がいます。
「見積書作成」のもっと手前には、営業活動があり
それより手前には、商品開発があり、試作を繰り返した時間があります。
「出荷業務」のもっと先には、お客様からの振込(お客様からしたら支払業務)があり
それを確認する入金確認(そして、「入金伝票」を入力する仕事)があり、
その入金から、お給料が支払われる(給与計算や振込などの)仕事があります。
各自はその一部を受け持っているに過ぎませんが
全ては「流れ」でつながっています。
最初は、自分の担当するごく一部の「手順」を覚えることに必死ですが
「手順」に慣れたあたりでミスを起こした時などをきっかけに、
仕事の前後、そのもっと先、そのもっと手前を想像してみてください。
その商品なり、サービスを世に生み出したいと思った人がまず最初にいたこと。
商品が世に出るまでに、気が遠くなるような試作が繰り返されたに違いないこと。
「思い」がつまって、商品が創られたこと。
作り手の思い、その思いを受けて、必要な人に届けるために営業・販売する人の思い、熱意、行動。
時にうまく販売できて喜ばれるときも、逆にクレームやお叱りを受けることもある。
そういう出来事の一部にある、自分の担当の業務。
手元にある日付や金額は、「単に入力するだけの数ではない」ということに
ときに想いを馳せてみて、
仕事の意味あいをより一層理解したいと思います。
今週もきっと、そんな学びと体験のチャンスにあふれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子