vol.210 【人生は、出会った人で出来ている】
おはようございます。
三連休の最終日、いかがお過ごしでしょうか。
私の住む町は、少し薄日が差す曇り空の朝を迎えています。
さて。
どこかのCMで「人間は、食べたもので出来ている」というようなキャッチコピーがありましたが
ふと思うのは「人生、出会った人で出来ている」ということ。
まず生まれた時に出会う親から一番影響を受けますし
その後は、育てていただく中で、
学校の先生、クラスメート、クラブの顧問の先生、先輩、後輩
学校生活を通じて、さまざまな人に出会って
影響を与えたり受けたりしながら大きくなっていきます。
やがて、社会に出れば、会社の上司、同僚、部下、取引先、お客様。
人生のパートナーに巡り合う人もいます。
所属する場所だけでなく、
住む場所を変えれば、そこで出会う新しいご近所さん。
時には、テレビで見た人や本で読んだ人も、影響を与える出会いの一つかもしれません。
たった一人で心の中で何かを決めた、という場合でも
きっと、その判断をする価値観なり、思いつく理由なりは、
出会ってきた人をみて
考えたこと、感じたことが、少なからず影響しているのではないかな、と、ふとそんなことを思いました。
「人生で会うべき人とは一瞬早すぎず遅すぎずに、会える」と聞いたことがあります。
「出会いは必然」とも。
そして、平均寿命の半分を生きてきて、常々感じているのは「類は友を呼ぶ」という現象は本当だな、ということ。
当然ですが、
幼稚園生のときには、まわりも幼稚園生だらけ(笑)。
学校に入れば、
同じ学年のクラスメートたち。
その中でも次第に、
話のあう友だちができ、親友ができ。。。
中学、高校、大学と進学して
社会に出れば、自分もその友人たちも、ほぼ一斉に「新入社員」。
そして(ここからは私のごく個人的な体験ではありますが)
一時期「類は友を呼ぶ」ということをまったく意識せずに働いていたサラリーマン時代には
女性管理職になったあたりで
自分と同じポジションの人がまったく周りにいない状況に「孤独」を感じた時期もありますが
(そして本当は視野を広げて社外に探せば出会えた筈ですが)
やがて
結婚して子供を産めば、ご近所に子育て中の主婦の友人ができ、
社会復帰し会社を興すと、同じように家庭と両立しながら会社を興す人と話があうようになり、
社員を雇えば、社員を雇っている社長さんと話があうようになり
という具合に
振り返ると、自分の人生の環境や、学びのステージに応じた出会いが、常にありました。
そして、これは「後付け」なのかもしれませんが
この「類は友を呼ぶ」とか「出会いは必然」を意識すればするほど
その現象は加速して、出会っている人それぞれに「ああ、こんなことを教わっている」を感じて
人と会って話す時間や
その時に心に感じることに注目して過ごすことが増えました。
今日は敬老の日。
自分が生まれてきた背景にいる人は、4億人とも1000兆人とも言われます。
参考:http://www.siruzou.jp/otaku/2634/
「出会い」が人生に及ぼしてきた影響をあらためて感じながら
月曜日をスタートしたいと思います。
今週も笑顔あふれる1週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子