YPP月曜メール 私の思うことVol.583 【良いときもそうでない時も、必ず両方あるもので】
おはようございます。
やや薄曇りの関東の朝です。
皆様の上空はいかがでしょうか。
さて
人生にはよく「3つの坂がある」と言われています。
「上り坂」「下り坂」そして「まさかの坂」。
言葉では分かっていても
急に自分に「下り坂」や「まさかの坂」がやってくると
動揺しますし、気に病みます。
長い一生が、ずっと順風満帆ということはなく
急にガクっと、身体にくることもあります。
その人のせいではない。
怠けているわけでもない。
不摂生に遠因があることもあるけれど
そればかりではなく
遺伝でも先天性でもなく
まるで事故や災害のように突然
原因不明の不調にみまわれることがあります。
災害であれば、一緒に被害にあう人がいるけれど
病気は基本、一人でその症状に陥るので
(似たような症例の人は世の中にはいても身近にはそう簡単に現れないことが多いので)
その辛さを分かち合うことができず
不調に加えて「わかってもらえない辛さ」も伴いがちです。
だから
身近な人が急に弱ったときには
痛みや不調は分けられなくても
心だけでも寄り添って
必要なことがあれば助けようという気持ちだけでも
もっておけたらいいのかな、と思うようになりました。
そして
自分がその不調の当事者側になったとき
すぐに気持ちを切り替えられるかはわかりませんが、
必要以上に自分を責めない、自分で自分を苦しめないよう
「ああ、今はそういう時なんだな」
「順番がきたな」と
正直嬉しくはない、その現象を
出来る限り泰然と「長く生きていたら、起きるのが当然」と受け止めて
「いつまでも下り続ける訳はないから、いずれまた上向いていくのだろうな」と
長い目で考えて、
自分の心身も労われたら良いなと思います。
コロナのせいか、年齢のせいか、気候のせいか
すぐ原因を探して、すぐ解決をしたい「癖」が
文明・科学・医療の進化発展に寄与していることは事実ですが
一方で、
上がったり下がったり、止まったり動きだしたり
色々な「自然現象」を受け止めるため、
心のありようを成熟させていく術も
私たちは、代々受け継いできている気がします。
というわけで
今日、朝から体調が良い方はもちろん元気な月曜日を満喫し
今日、体調が芳しくないなという方は、ややペースダウンをしながら
いろいろな「順番」の中に身をおきつつ、過ごしていきましょう。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子