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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.571 【相手をねぎらう気持ちと一言の潤滑油】

おはようございます。
真夏と思えない
肌寒いくらいの涼しい朝を迎えている関東です。

雨が降れば災害が起き
ワクチンを打っても新しいウィルスが出て
心配には事欠かない状況が続いています。
なかなか気が晴れず、疲れを感じる方も多いかと思います。

日常には、ささやかな楽しみを見いだしつつも
対策は「飽きること・慣れることなく出来ることをしっかりとやることが必要」で
マスク・手洗い・不要不急の外出を避けて感染リスクを下げる
このシンプルに出来ることを、なんとか頑張っていきたいですね。

さて。

ある会社を訪問した際の出来事です。
長めの打合せでしたが
一切、お茶が出てこないことがありました。

長い会議で話し続けると喉も乾くので
「お茶を出す習慣のない会社なのかな」と思ってみたものの
内心「珍しいな(気が利かないのかな)」とも感じていました。

ある時、打ち合わせに
その会社の営業部長さんが出てこられました。

開口一番、
「すみませんね。(コロナで)今はお茶を出すのを控えていまして。
 いやー、気が利かない会社だと思われているんじゃないかと(笑)」と
場を和ませつつ、お茶を出さない理由を仰ったのです。

時間にしたら、たった数秒間
ほんの一言で、会議室が和やかな雰囲気になり、
その後の打合せも気分よく過ごせました。

お茶がない、という状況に変わりなくても
こちらを慮ってくれたかどうかで
人の気分は大きく左右されることを改めて実感しました。

そんな体験をしてふと思いました。

仕事に限らず、
不満が頭に渦巻いている時に浮かびがちな言葉は
「どうせ(わかってもらえない)」
「絶対(変わらない)」
「なぜ(私ばかりが大変な目に・・・)」などが代表格です。

その真逆をイメージすると
「わかってもらえている」
「今は大変だけど(いつか変わる)」
「(大変なのは)私一人ではない」など
180度違う心境に慣れる言葉が並びます。

「一人じゃない」ことや
「わかってもらえている」ことが
環境や状況が変わらなくても、心境は変えてしまう。

とすれば
ねぎらいの気持ちを持つこと、
それを言葉で表現すること
その価値は、きっと小さくないのです。

お疲れモードが漂う(日本だけでなく世界中の)今
周りと自分を少し明るく、温かな気持ちにすることが
お金と時間をかけなくても出来ることの一つかな、と思います。

そしてそれは
自分にも少し余裕がないと、出てこないもの。

自分もねぎらう、相手もねぎらう。

そのためにも
自分の状況も、相手の状況も「知ること(想像すること)」が大事かなと思います。

「誰かを温かくしてあげたい」という気持ちを抱くこと
それ自体に良くなっていこうとするエネルギーが宿って
自分と周囲を労わることに通じていくと思います。

ふとした時に出会う「良いお手本」を自分の心の引き出しに入れて
いつか自分も使ってみよう!とストックしておくことも出来ます。

いつだって、
微力ながら「出来ることはある」もの。
そして身近なところに、お手本があり、
真似るところから身に付けられることも沢山あります。

疲れたら休むのも大事で
休み上手な人を見習って、これも実践から上達可能です。

自分の中の苦手意識は一旦脇において、
良いお手本を真似ながら、やっていくと
(短期で結果を焦らなければ)やがて望めば変わるもの。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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