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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.570 【自分の内側に求めてみると・・・】

おはようございます。
早いもので、オリンピックが閉会しました。
楽しいイベントや夏休みや大型連休も
始まるまではワクワクしながら
過ぎると、いつもあっという間に感じます。

さて。

大変な仕事の中にもさまざまな「発見」「気づき」があり
大変なだけではない「価値」にヨロコビを感じられるようになった昨今ですが、
20代のころ、ひたすら仕事は「苦行そのもの」に感じられた時期がありました。

「仕事が楽しい」という感覚はなく
「生活のために嫌でも過ごさなければならない時間」であり
「楽しいと思う人の気が知れない」ぐらいに嫌で嫌で仕方がないときもありました。

当時の私を振り返ると
自分は「(世間から・上司から)正解を教わっていない」と憤っていた気がします。

極端にいうと
仕事の正解を知っている人は楽々とこなせていることを
自分は教わっていないし知らないからできないのだ、と
考えていたように思います。

長い年月を経て
人生の節目でさまざまな出会いと恩師を得て
あるときふと
「教わっていない!」と憤りながら
実際は、多くのお手本を周りにして
目をつぶって学ぼうとしていない自分の姿に気づきました。

「難しい!できない!わからない!」とばかり嘆いていたのをやめて
目をひらいてみると、
世間には古来から受け継がれている名作や名著、
尋ね歩けば教えてくれる、その道の同業者や先輩や仲間が沢山いました。

そしてあるときふと
うまくいかない現象を書き出して、
⇔を書いて
その右側に対照的な言葉を書き出してみると
「ありたい状況」「あるべき姿」を列記できることに気づきました。

最初は見えない、わからない、とばかり思って
自分の外に正解を求めて捜し歩いていましたが
ごく基本的な「されたら嬉しいこと」と「されたら嫌なこと」などは
自分の中にも、すでに「正解」がありました。
(だからといって日々まったく失敗をしないわけではないところも、ヒトの習性と知るわけですが…)

みえないと思っていたものも
わかりはじめると楽しい。
目指すものがみえてくると、希望を感じる。

そんなヒトの持つ「感覚」が、自分にも備わっていました。

具体的な仕事のシーンでは
お客様がどう感じるか、便利だと思ってくれるか等
「聞かなければわからないこと」がある一方で
「こういうあり方が、良いだろう」という大きな解は
普遍的で、
自分の内なる声を聴いてみると、
見つけていた答えを再確認するだけ、だったりします。

人生の学びは一直線の階段ではなく
螺旋階段を昇るように
デジャブのような景色を見ながら、気づけば
ずっと下から上へ登り続けています。

「わからない・みえない」と感じる時も
世間の新しい知恵を探すのと同時進行で
自分の中にも「解」を求めてみると
今までの経験値を総動員して、脳が、心が動き始めてくれます。

自分を信じてみる経験は
オリンピック選手だけに限らず
日常の中で、日ごろの仕事の中で
(世間の知るところでなくても)感動や満足感、達成感を生み出すことができるもの。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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