Vol.425 【必要を満たすこと。それは仕事の喜び。役に立つ喜び】
おはようございます!
月曜日。
みなさま、どんな朝でスタートしているでしょうか。
さて先週の土曜日、
YPPが毎月開催している事務屋同士の勉強会
『事務カフェプロジェクト』についてブログを書いている時、
次回が第90回目とキリが良い数字になることに気づいて、
初回はいつだったかな?と
過去ブログを調べてみました。
なんと8年前の9月でした。
思えばコツコツと
飽きもせず
開催して来たものだなぁと
しばし感慨にふけっておりました。
講師がなかなか見つからない時や
参加者が集まりにくい日や、
体調がすこぶる悪いとき、
子供が熱を出した夜もあったと思いますが、
不思議と大変だった記憶が残っていません。
開催ごとに
講師の話に
なるほど~、これは本当に知ってよかった!と
知的好奇心を存分に刺激され、
終わってみれば
「やってよかった」という感覚の方が残るからかもしれません。
さて感慨はこの辺にして
今号は
月曜メールにしても
事務カフェにしても
なぜ仕事を続けて来れたのか、
その源泉を自分なりに探してみて、それを共有したいと思います。
週末に
『すいません、ほぼ日の経営』聞き手:川島蓉子さん 語り手:糸井重里さん というインタビュー形式での「仕事本」を読みました。
糸井重里さんの選ぶ言葉や、
持っている雰囲気
“いばりんぼうでない”感じが
好きなのですが、
『すみません、ほぼ日…』の本の中で、
糸井さんが自分の事業のベースを決めることとして、
次のことを語っていました。
ピータードラッカー(有名な経営学者)の本に出会い、
『企業の目的は顧客の創造である』という言葉を知って以来、
どうしたら「顧客の創造」ができるのかを考えて、
「人が喜んでくれるものを新しく生み出す」というふうに言い換えられると思った、
とありました。
このフレーズに触発されて感じたのは、
YPPの場合は
「人が喜んでくれることを行う」という点には共通項がありますが
ベースとしては
「必要を満たす」ことが
私たちの事業においての源流ではないかと感じました。
色々な事情がありながら働くときに
協力し合う体制を作っていくことや、
お客様が苦手なことを出来るだけお引き受けすることや、
時間がかかっている作業を効率化することなど
すべては
「世の中の必要を満たすこと」に真摯に向き合い、
その結果
「役に立つこと」から
嬉しさや喜び、やりがいを感じること。
そこに
なぜ働くかの原点があるように思います。
もちろん、生活していくのに必要なお金を稼ぐという
大事な目的もあります。
けれど、その方法として
新しい価値を生み出すことや、
人を喜ばせるコンテンツを作る人がいる一方、
裏方でそれが上手くいくためのサポートにまわる私たち事務方は
「必要なことをする」ことに
喜びを覚える習い性のように思います。
決して派手な表舞台ではないけれど、
そのプロジェクトにおいて、
確実になくてはならない存在の1つとして居ることが
嬉しさや誇りになっていき、
その役に立つ喜びを求める気持ちが、
次の勉強や挑戦や成長につながっていく。
そんな満たされた気持ちを積み重ねることで、
幸福な時間を
あちこちに沢山作りたいと
しみじみ思います。
動機は人それぞれだと思いますが、
必要を満たすこと
役に立つこと
喜ばせることが自分も喜ばせること
そんな価値観を共有できる人が
ここに集まって来ていると感じます。
出会いは必然。
人も仕事も、出会うべくして出会ったもの。
緊張したり、失敗したり
スイスイとはいかないことも多々ある日常ですが、
それもまた
「必要を満たす自分になるために必要な経験値」なのでしょう。
満たしながら、満たされる。
忙しいとつい忘れがちですが、
そんな「自分なりに大切にしたい感覚」を折に触れ
感じていきたいと思います。
今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子