Vol.232 【努力と結果には常にタイムラグがある】
おはようございます!
大荒れの吹雪の地域もあるようですが、
私の住む埼玉は朝から気持ちよい快晴に恵まれています。
立春過ぎましたが、まだ少し、寒い日が続いていますね。
さて、先日ある方から相談を受けました。
「うまくいかなかった」「○○できない」というので、
これまでどのような努力をしたかを聞いてみると
実は、大して試していないのです。
ほんの何回かやってみて
「ダメだった」と結論づける場合、
本当にやろうという意思に欠けていることが往々にしてあります。
「何度もやりました」と本人は胸を張って主張しますが、
よくよく聞いてみるとその「何度も」がクセモノです(笑)。
「何度もやったつもり」でも
ベテランからみると「まだまだ序の口」なのです。
本当に「よくぞまあこれだけ続けましたね」と傍からみて感心するほどのことを重ねている人ほど、
「いえ、まだまだこれでも足りません」と謙虚にいう人が多いです。
なぜなら、
やればやるほど、その先にまた、やるべきことが見えてくるからです。
やるべきことが見えてこない時は
「万策尽きたとき」というよりも
凡人の場合、大概は
「まだやるべきことが見えるほどの努力もしていないとき」であることが多いです。
とくにこの事務代行の仕事では、
第一線で活躍している人を差し置いて
「自分こそ、誰よりも努力しました」と言える人はまだまだ居ません。
なので今「うまくいっていない」ことは
そのやろうとしていることが不可能だからではなく、
まだ「やり始めたばかり」で経験値が圧倒的に少ないからなのです。
もちろん、同じことを延々繰り返す訳ではなく
うまくいかなかったことから一つずつ学んだことを改善して工夫を重ねて
軌道修正しながら、また次をやってみます。
その繰り返しを続けていくうちに、
「最初はできないかと思ったことが
実は、回を重ねて工夫していくうちに出来るようになる」のです。
この感覚さえ掴めば、いま出来ていないことは、さほど大きな問題には感じません。
出来るようになるまでやり続ければよい、ということを知っているからです。
常に努力と結果にはタイムラグがあります。
努力したその日に実りを求めれば「実っていない」となりますが、
一年、三年、五年、十年と遠くに視点をあわせると
だいぶまだやれる時間(チャンス)があることがわかります。
五十年先、百年先、三百年先のことも
未来を担う世代のために考えたいことですが
せめて自分の人生軸も、一日や二日での結果には頓着せず
せめて一年間、出来れば三年、五年のスパンで
いまの努力が実るときに想いを馳せたいものです。
とはいえ、未来を決めるために何かが出来るチャンスは今日。
明日になったら、
急にできなくなるかも知れません。
そう考えて、今日一日を大事にしたいですね。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子