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月曜メール

vol.324 【全体を捉える】

おはようございます。

先週に引き続き、曇り空の月曜日を迎えています。
窓を開けるとひんやりとした空気が入ってきて、
寒さも日に日に増してきています。

 

さて今週の月曜は「全体を捉える」ということを考えたいと思います。

 

どの仕事も、何かしら仕入・調達をしてきて
ターゲットとするお客様に対し、販売・サービス提供をしています。

 

お客様のビジネスは、「何屋さん」なのか。

 

何かを作っているメーカーなのか、
何かを提供しているサービス業なのか、
何かを仲介している卸業なのか。。。

 

メーカーとして物を作るにしろ、
仲介する卸業者にしろ
サービスを提供するにしろ
商売をやるにあたり、何らかの仕入(調達)は欠かせません。

 

そして、それをターゲットとするお客様に販売(提供)しているはずです。

 

私たちが代行で請け負っている仕事とは、その一連の流れの一部に存在します。

 

仕事を始める際に、作業手順そのものだけに着目すると
マニュアルにないことや、まだ覚えていないことに遭遇したときに
「どうしたらよいのだろう」とわからなくなりがちですが
全体を捉えてみると、おのずと「やるべきこと」が見えてくるようになります。

 


見積書を作成する、という仕事であれば
このフォルダのExcelを開いて、ここに何を書き込むか、という手順だけでなく
このビジネスは、どういう業界の人たちがこの見積書を依頼するのか、
依頼するお客様たちは、どのような商売をしている人たちか
(一般の個人のお客様なのか、法人のお客様なのか)などを考え
請け負っている作業の前後で、どのような仕事が受け渡されていくか
仕事の「つながり」や「目的」を意識すると、やるべきことが明らかになってきます。

 


もしも今、自分が請け負っている仕事の背景がよくわからない、という方は
お客様の会社のホームページをもう一度見てみてください。

 

それでも尚わからない時は、遠慮なく事務所の営業担当に聞いてみるのも一手です。

 

全体像がわからないまま、
何をすべきかいちいち誰かに聞かないといけない、という心境では
きっと仕事をするのに不安が付きまとうと思います。

 

仕事を始めたてで、作業を覚えるのに精いっぱい、という時ほど
一呼吸おいてまず「このビジネスは何を誰に提供しているのだろう」と
全体像を見渡してみることをお勧めします。

 

その一連の流れの中で、自分がどの部分を代行することになるのか
俯瞰(ふかん)してみることによって、細かい手順はさておき
何をするべきかが理解できてくると、マニュアルに書いてないケースがあっても
「やるべきことが想像できる」ようになります。

 

もちろん細部は先輩やお客様の判断を仰ぐのですが
わからないまま質問するのと、おそらくこうではないかと推測しながら質問するのでは
回答への理解度も違ってきます。

 


今自分が担当している仕事とは、
どのような背景で生まれてきた、どんなビジネスのどの部分を担っているのか。

 

お客様のお客様は誰か。
提供している商品、サービスとは何か。
それを提供するために仕入れている、調達しているものは何か。
どんな手段で提供しているのか(店舗で販売?それともダウンロードで買ってもらっている?)

 

作業手順以外に、さまざまな興味関心をもってみると
商売というものは、誰かのお役にたつために多くの人の協力で成り立っていることがわかります。

 

それを知っていくだけでも、面白みが出てきます。

 

せっかくご縁があって出会ったお仕事。
その成り立ちにも興味関心をもって、やりがいを持って取り組みたいと思います。

 


今週も学びと実践のチャンスにあふれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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