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月曜メール

Vol.291 【イメージするのも大事な仕事】

おはようございます!
関東は満開の桜に、今朝は土砂降りの雨が降っています。
なんとか散らずにもう少し持ち堪えてほしいと思いつつの出勤です。

 

以前あるプロサッカー選手のインタビューで
「練習でできないことは本番では決して出来ない」
「イメージしてイメージして繰り返し練習して、練習で出来るようになったことが
本番でようやく出来る」
というようなことを答えていました。

 

繰り返しの練習が大事なことはもちろん、
この「出来ない状態から、出来る状態をイメージする」ということも
進歩成長にはとても大事なことだと思いました。

 

無垢な子供時代はそれこそ怖いもの知らずで
やりたい気持ちだけで向かっていけますが
大人になるに連れ
失敗したら恥ずかしい、
今更出来るはずがない、などと
やらない理由、出来ない理由を見つける達人になってしまいます。

 

しかし「出来ない状態から出来る状態をイメージして
繰り返し練習(行動)する」と実際は、出来るようになるのです。

 

行動した体験から、何か学び取り
調整してまた行動することで
より「ありたい状態」に近づきます。

反対に「ありたい状態」をイメージしないまま、状況が良くなることは難しいのです。

 

スポーツに限らず、
仕事においてもこの「イメージする」という行為はとても大事なのですが、
こと仕事に関して
「やりたいことをイメージする」
「未来になりたい自分をイメージする」ことを
実際にやっている人はあまり多くありません。

 

漫然と日々目の前にある作業を繰り返していても
なんとなく「仕事をしている」ことになるからです。

 

でも同じ作業を繰り返しながらも
「この仕事のゴールはこうありたいな」とイメージすることで
確実にこれまでより、変化のスピードが変わっていきます。

 

良いイメージを持てば持つほど
現状の「うまく出来ていない箇所」が目立ち、
落ち込む気持ちになることもあるのですが、
その理想と現実のギャップへの注目が
「現状をなんとか変えていこう」というエネルギーとなり、
実際に行動なり言葉なりが変わっていきます。
そして結果的にはイメージしなかった頃に比べ
「うまく出来ていない状態」から早く抜け出せることに繋がります。

 

この「仕事における未来イメージ、理想イメージ」を描いてみるトレーニングは
久しくやってこなかった場合、意識してもすぐに出来るものではないかもしれません。

 

考え方の習慣によっては、つい現実の「出来ない」にフォーカスする癖がついてしまっていることもあります。
これがなかなか厄介な考え方の習慣です。

 

「そういえば今迄仕事に良いイメージをしてみたことがなかったな、イメージしようと考えてみてもいなかったな」と思った人は
ぜひ一度騙されたと思って
うまく仕事がまわっている状態、お客様もチームの仲間も笑顔でいる状態を想像してみてください。

 

これは、決して無駄な妄想ではないのです。

 

プロの選手が日々繰り返し、イメージトレーニングをしていることはどれだけ重要かを考えてみると
プロの仕事人として、さまざまな仕事においても良いイメージを持ちながら着手することは、
本当は「とても大事な仕事」なのです。

 

慣れていない分、初めは何からイメージすれぼよいかまったく想像がつかないとしたら
アマチュア選手が自分より上位の成績を残しているプロ選手を目標にするように
目標となるような仕事ぶりの人を見つけて
お手本にしても良いと思います。

 

イメージするのは、タダ。
お金や、大きな投資は要りません。

 

しかしイメージが強く出来るようになると
そこに近づきたい自らのエネルギーを生み出します。

 

まさに無から有を生み出す力が「イメージ」の素晴らしい効能です。

 

私も、目の前の用事だけに目を奪われないよう、
落ち着いて良いイメージを描きながら、仕事にあたりたいと思います。

 

今週も学びのチャンスに溢れています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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