【今月のPick Up】2026年8月『サイボウズオフィシャルコンサルティングパートナー』に認定されました詳しくはこちら

【お客様の声】GrapeSEED株式会社 様|管理部門がないところから、共に模索し、対話を重ねて生まれた新しいバックオフィス

Review


お客様の声をご紹介

YPPは、しなやかで着実な『お仕事忍者』みたい
── 管理部門がないところから、共に模索し、対話を重ねて生まれた新しいバックオフィス。

GrapeSEED株式会社
GrapeSEED株式会社は、幼児・子ども向けの英語教育カリキュラム「GrapeSEED」を提供する教育企業です。世界16カ国・900校以上の教育施設で導入され、約7万人の子どもたちが学んでいます。子どもたちが英語を「学ぶもの」としてだけでなく、思いや考えを伝えるためのことばとして身につけられるよう、自然な言語習得のプロセスを大切にしています。幼稚園・保育園・学校などの教育施設に向けて、教材の提供から先生への研修・指導支援、デジタル教材まで幅広く展開し、未来を担う子どもたちに、生活や仕事を豊かにする英語を届けています。
GrapeSEED株式会社(WEB)

YPPが支援しているお仕事
経理業務・バックオフィス業務サポート ほか

お話を伺った方
武藤 様(取締役副社長)

語を「学ぶもの」から、思いを伝えるためのことばへ

── はじめに、GrapeSEED様の事業内容についてお伺いします。どのような子どもたちや教育現場に向けたサービスなのでしょうか?

武藤 様:
当社の事業は、英語教材を販売しているというより、カリキュラムに付随するサービスを含めたソリューションを提供している、という言い方が近いと思います。カリキュラムだけでなく、教師のトレーニングや導入先の園・学校へのサポートも含めて、教育現場を支えるための仕組みを提供しています。語学は、教材に1週間取り組んだからできるようになるものではありません。長い時間をかけて継続していくことで、少しずつ身についていくものです。私たちは、子どもが母語を覚えていくプロセスに近い形で、英語を身につけていくことを大切にしています。日々のコミュニケーションの中で自然に言葉に触れ、自分の思いや考えを伝えるための言葉として使えるようになっていく。それが、私たちが大切にしている英語教育の考え方です。

軟な働き方を支えるのは、管理よりも信頼

── フルリモート・フルフレックスで事業を運営されていると伺いました。出社しなくても業務が回る状態をつくるために、大切にされていることはありますか?

武藤 様:
もともとは、コロナ禍をきっかけに在宅勤務が始まりました。当社の本社は宮城県仙台市にあるのですが、社員が全員仙台にいたわけではなく、関東や関西に住んでいる社員もいました。海外のグループ会社とやり取りする部署もあり、打ち合わせはオンラインが中心でしたので、あえて出社を前提にしなくてもよいのではないか、という形で今の働き方になりました。当社はフルリモートだけでなく、コアタイムのないフルフレックスも導入しています。自由度が高い分、管理する側は大変な部分もありますが、座っている時間の長さではなく、どれくらい成果を出せているかを見ることを大切にしています。もうひとつ大切にしているのは、チーム内のコミュニケーションです。フルフレックスやリモートワークは、自分の権利として好きな時間に働けばいい、というものではありません。自由度の高い働き方だからこそ、自分の仕事に責任を持つことや、周囲と必要なコミュニケーションを取ることも大切だと考えています。「この時間は抜けます」「この時間はフォローをお願いします」といったことを、チームの中でしっかりと伝える。そうしたコミュニケーションスキルも、評価の一部になると伝えています。

── そのような取り組みが、働きやすさ・長く働ける環境につながっているのですね

武藤 様:
そうですね。特に、本人やご家族の事情があったり、お子さんを育てている方たちにとっては、フルフレックスは働きやすいのかなと思います。決められた時間帯で働くよりも、時間のやりくりがしやすいというのは大きいですよね。もちろん、人によって向き不向きはあります。対面で仕事をしたい方もいますし、自分で自分を管理するのが難しい方もいます。ただ、自分をきちんとマネジメントできて、上長やチームともコミュニケーションが取れる方であれば、この働き方でも大きな問題なく仕事ができていると思います。近くにいるわけではないので、細かく見えない部分もあります。でも、そこを疑いだしたらきりがありません。お互いの信頼関係が土台になると思っています。

業承継のタイミングで、管理部門がないところから始まった

── YPPに経理やバックオフィス業務をご依頼いただいたきっかけを教えていただけますか?

武藤 様:
実は、GrapeSEED株式会社は、2024年にGrapeSEED事業を承継する形で新しく設立されたという経緯があります。その際、経理や総務などの管理部門の人が一緒に移ってきたわけではありませんでした。会社としては新しく始まるけれど管理部門はまっさらな状態で、経理の知識がある人を採用できるかどうかも分からない……。そう考えた時に、バックオフィス業務全般をアウトソーシングできる会社を急いで探すことになりました。何社かオンラインで打ち合わせをさせていただいた中で、違う業務で関わっていた方から「五味渕さん(YPP代表)という方がいて、武藤さんと馬が合いそうだから紹介しますよ」と言っていただいたのが、YPPさんとの出会いでした。それまではYPPさんの名前も知らなかったので、本当に紹介がきっかけです。

── バックオフィス業務を外部に任せることへの不安はありませんでしたか?

武藤 様:
正直に言うと、それしか選択肢がなかったというのが大きいです。管理部門がない状態から始まっていたので、外部の方にお願いする必要がありました。ただ、その中でもYPPさんは柔軟に対応してくださる印象がありました。対応範囲が決まっている会社よりも、お話をしながら「どう進めるのがよいか」を一緒に考えてくださるほうが、その時の私たちが求めていたスピード感にも合っていると感じたので、YPPさんと一緒にやってみようと決めました。

索しながら、一緒に業務の形を育ててきた

── YPPと一緒に業務を進めていく中で、社内の変化などはありましたか?

武藤 様:
最初は、社内にも不安に感じていた人はいたと思います。承継前の会社には経理部門がありましたが、会社設立後はその業務をアウトソースすることになったので、「本当に大丈夫かな」と感じるのは自然なことだったと思います。でも、1年、2年と一緒に進めていく中で、「この部分はYPPさんにお任せして大丈夫」「この部分はこちらで整えてからお渡ししよう」というように、お互いの役割も少しずつ見えてきました。今では、日々の業務や月次業務の流れも整理され、それぞれが自分のやるべきことに集中できるようになってきたと思います。

── YPPとのやり取りで、印象に残っていることはありますか?

武藤 様:
そうですね。最初の頃は大変だったと思います。私たちも、経理やバックオフィスの専門知識を持たずにYPPさんとやり取りをしなければいけませんでしたし、YPPさん側も、当社の事業内容や業務の進め方をすぐにすべて理解できるわけではありません。どこまでを誰がやるのか、どこまでお願いしていいのか、急ぎのことはどの程度頼んでいいのか。そうした役割や距離感をつかむのに、少し時間がかかりました。ただ、担当者が変わった時にも、業務が空白になるということがないように対応していただけました。バックオフィスは止められない業務なので、特に専門のチームを社内で抱えられない当社にとっては、そこが大きなメリットとして印象に残っています。今は、こちらでやることと、YPPさんにお願いすることが明確になってきて、これまでで一番落ち着いて進められていると感じています。一緒に悩みながら育ってきた、という感覚がありますね。

── 業務を進める中で、役割の分け方はどのように決めていますか?

武藤 様:
はじめは、私たちの側にも「YPPさんなら全部やってくれるのではないか」と期待しすぎていた部分があったと思います。でも、進めていく中で、専門性の高いところは専門家にお願いし、YPPさんにはその前後の情報整理や運用を担っていただく形に整理していきました。たとえば、当社は3か月単位で労働時間を管理するフルフレックス勤務なので、給与計算がかなり複雑です。深夜残業や欠勤の扱いなど、細かい確認が必要になる部分もあります。そうした部分は専門家にお願いし、YPPさんにはその前後のデータを整えたり、支払いまでの流れを進めたりしていただいています。これは、正直に相談したからこそ整理できたのだと思います。無理に全部をお願いするのではなく、「では、どうするのが一番よいのか」を一緒に考えられた。そこがとてもよかったです。業務を単にアウトソーシングして、作業だけをお願いするというより、一緒に悩んで、考えて、解決していく。そのプロセスがありがたいと感じています。

YPPは、いてもらえなければ困る「お仕事忍者」のような存在

── GrapeSEED様にとって、YPPはどのような存在でしょうか?

武藤 様:
一言でまとめるのは難しいのですが、縁の下の力持ちのような存在だと思います。YPPさんが当社のバックオフィス業務を担ってくださっていることを、全社員が100%理解しているかというと、正直、そうではないかもしれません。でも、会社が滞りなく回っているということは、見えないところできっちり支えてくださっている人たちがいるからなんですよね。表立って「YPPさんがバックオフィス業務を担っています」と見えているわけではありません。でも、いてもらえなければ困る存在になっています。目立たないところで、日々の業務を着実に進めてくれている。そういう意味では、「お仕事忍者」みたいな存在かもしれません。普段は見えないけれど、実は会社が回るために欠かせない人たちです。

今回のインタビューで印象的だったのは、GrapeSEED様の組織づくりと、YPPとの関係性に共通する姿勢でした。フルリモート・フルフレックスという柔軟な働き方は、制度を整えるだけでは成り立ちません。働く時間や場所を細かく管理するのではなく、成果を見て、必要なコミュニケーションを大切にする。任せながらも、放置にはしない。そのバランスが、長く働き続けられる環境につながっているように思います。

YPPとの関係も、最初からすべてが整っていたわけではありません。どこまでをYPPが担い、どこから先を専門家に任せるのか。日々の業務の中でひとつずつ確認しながら、会社全体として業務が滞りなく回るかたちを整えてきました。

目立ちにくい日々の業務を着実に積み重ねながら、必要に応じて役割を見直し、その時々に合う進め方を一緒に考えていく。そこに、作業を代行するだけではない、YPPらしい関わり方が表れていました。

(取材・文:YPPつなぐ課)
※掲載内容は取材当時のものです。
※本記事の掲載にあたり、GrapeSEED株式会社様より写真素材のご提供・掲載許可をいただいております。

目次