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【お客様の声】日本理化学工業 株式会社 様|経営のスピードを加速させる、89年目の老舗メーカーが選んだ信頼のかたち

Review


お客様の声をご紹介

YPPは共に歩む『仲間』
── 経営のスピードを加速させる、89年目の老舗メーカーが選んだ信頼のかたち。

日本理化学工業 株式会社
日本理化学工業株式会社は、1937年創業の文具メーカーです。発売から80年以上のロングセラー商品であり、国内シェア7割超を誇る「ダストレスチョーク」をはじめ、現在は、窓ガラスなどにも描ける「キットパス」シリーズの展開にも力を入れています。また、長年にわたり障がい者雇用に取り組んできた企業としても広く知られており、多様なメンバーがものづくりの現場で活躍しています。「働く幸せの実現」を大切にしながら、学校やオフィス、家庭など、さまざまな暮らしのシーンに寄り添う製品づくりを続けています。
日本理化学工業株式会社(ECサイト)
日本理化学工業株式会社(WEB)

YPPが支援しているお仕事
経理業務・バックオフィス業務サポート ほか

お話を伺った方
大山 様(代表取締役社長)

祉ではなく、一般企業ですから

── 最初に、御社の事業内容や特徴について教えてください。

大山 様:
弊社は、チョークを製造しているメーカーです。現在は「キットパス」を大きな柱にしようと力を入れています。特徴があるとすれば、現在全社員の約7割が知的障がい者であることです。ものづくりの現場は、彼らが担ってくれています。とはいっても、僕らは福祉ではなく、あくまで一般企業です。利益を出し、彼らと一緒に経営を前に進めている。それが、日常の姿です。

── 創業89年目。4代目として大切にされている哲学はありますか?

大山 様:
「働く幸せの実現」です。社員が働く幸せを実感できる会社でありたい。採用した以上、役に立ってもらわないと会社は前に進みません。もちろん、最初から全部ができるわけではありません。だからこそ、その人の理解力に合わせて段取りをする。その人に分かるように教え、伝えていく。そこにしっかりと向き合うことが、会社の責任だと思っています。

── 一人ひとりが力を発揮できるように、伝え方や役割を工夫されているのですね。働くことについては、どのように捉えていらっしゃいますか?

大山 様:
僕は、仕事って「ありがとう」と言ってもらうことだと思っています。誰かの役に立つということですね。一人ひとりが輝ける場所、つまり、その人にたくさんの「ありがとう」をかけてあげられる場所を、みんなと連携しながらつくっていくことを大切にしています。

うさを感じていた経理業務と、YPPとの出会い

── YPPに経理やバックオフィス業務をご依頼いただいたきっかけを教えてください。

大山 様:
経理って、小さな会社だと自前でやっている部分がありますよね。僕自身も、経理をやりながら営業をしていた時期がありました。ただ、経理業務は誰もができるわけではありません。会社の重要な情報が集まってくる場所でもありますし、お金が絡む以上、きちんと対応できるかどうかはとても大事なことです。

── ご依頼前は、どのような課題を感じていらしたのでしょうか。

大山 様:
当時は、社員が経理と総務を兼務しながら進めている状況でした。僕自身も、ポイントごとに確認しなければならない場面がありました。とても危ういというか、何とかその日をこなしているような状況でした。自分も含めて、社内だけで処理していくのは難しいと感じていた時に、五味渕さん(YPP代表)とのつながりでアウトソーシングという選択肢を知りました。ビジネス仲間からも「YPPさんにお願いをしているよ」という情報を聞き、一度話を聞いてみようと思ったのがきっかけです。

えない業務が整うと、会社は前に進める

── 現在、具体的にはどのような業務をYPPがお手伝いしていますか?

大山 様:
仕訳や会計入力、現金の出納、売掛管理など、月次のようなものも含めて、主要なところは大体やってもらっています。
最初は僕らのアナログなやり方を、YPPの担当者さんが整理して、仕組みや流れを作ってくれました。当時は大変だっただろうなと思います。

── YPPが入ったことで、社内の動きに変化はありましたか?

大山 様:
今では、YPPさんがそのポジションにいてくれるのが当たり前になっています。新しく何かを感じるというより、それが自然な状況なんです。
安心して任せられるからこそ、こちらは本来やるべき仕事に集中できる。そこは大きいですね!

── バックオフィスが整うことには、どんな意味があると感じていますか?

大山 様:
やっぱりスピードだと思うんです。たとえば決算をひとつのゴールだとしたら、2ヶ月でやればいいということではなく、本当は1ヶ月で終わらせるために、今何が必要なのか。そのためにはどういう仕組みが必要なのか。それぞれの責任がその都度ちゃんと果たせているのか。必要なタイミングで数字が確認できているか。そういうことが全部積み上がっていくのだと思います。数字が早く分かれば、次の一手につながります。正確さやスピードが伴う状況を、今後も一緒につくってほしいと思っています。

しいことも伝えられる「仲間」

── 外部に仕事を依頼するとき、大切にされていることはありますか?

大山 様:
お互いに信頼を持てることが、最大の前提になると思います。良いところも悪いところも分かっている。そういう関係になれる人かどうか。結果論かもしれませんが、そこは大きいでしょうね。もちろん、スキルや能力があることは大切です。でも、それだけではない部分もあります。言葉で全部伝えなくても理解していけるような関係だと、いろいろなことが早かったり、結果につながりやすかったりすると思うんです。数字で測れることではないですけどね。

── 御社にとってYPPはどのような存在でしょうか?

大山 様:
シンプルに「仲間」だと思っています。仲間というのは、なくてはならない存在です。仲間だからこそ、僕は厳しいことも言いますし、直してほしいことははっきり伝えます。言われて嫌だなと思うようなこともあえて言うのは、それに応えてくれる人たちだと信頼しているからです。

海道・美唄(びばい)工場と「支え合う文化」のルーツ

── 本社から離れた北海道に工場を構えることになった背景には、どのようなご縁があったのでしょうか?

大山 様:
昭和40年に、当時大田区にあった工場へ労働大臣が視察に来てくださり、そのことが新聞に掲載されました。それを当時の美唄市長がご覧になり、「障がい者雇用に取り組んでいる会社として、ぜひ来てくれないか」と声をかけてくださったのがきっかけです。その後、昭和42年に美唄工場が開設されました。

かつて美唄は炭鉱で栄えた町でしたが、炭鉱の仕事は危険と隣り合わせです。一瞬の事故で幸せが奪われてしまう。だからこそ、周りの家庭がみんなで支え合うという文化が昔からあったそうなんです。立場の弱い人を地域で守っていく文化があった町だから、うちのような会社を導いてくれた。本当にすごい縁なんだなと思っています。

ットパスを世界中で愛されるブランドへ

── 最後に、今後の展望についてお聞かせください。

大山 様:
「キットパスを世界ブランドにする」ことです。これは、僕らが絶対にやるべきことだと思っています。小さな会社ですが、世界中で愛されるソーシャルブランドになれる可能性がある。だから、そこを目指したい。そのためにも、社内だけでなく、YPPさんも含めた全員が、それぞれの立場で経営に関わるパートナーだと思っています。

今回のインタビューで印象的だったのは、大山様が迷いなく「仲間」という言葉を使ってくださったことでした。外部の会社であっても、必要なことははっきり伝える。時には厳しいことも言う。それでも、応えてくれる相手だと思っているから「仲間」と呼べる。その根底には、創業から受け継がれてきた「働く幸せ」への想いと、日々の仕事を支える人たちへの信頼があるように感じました。

経理やバックオフィスといった、見えにくい業務が整っているからこそ、現場が前に進める。数字が早く分かること、必要な確認が滞らないこと、安心して任せられる相手がいること。そうした一つひとつが、会社の日常を支えています。

個人的にも以前から知っていた「キットパス」ですが、今回その背景にある想いや歴史に触れ、商品の見え方が少し変わった気がしました。「仲間」と呼んでいただける関係を、どう続けていくのか。その重みを、私たちYPPも受け取り続けていきたいと思います。

(取材・文:YPPつなぐ課)
※掲載内容は取材当時のものです。
※本記事の掲載にあたり、日本理化学工業株式会社様より写真素材のご提供・掲載許可をいただいております。

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