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改善事例のご紹介
『バックオフィスよくする』で、はたらく毎日をもっと快適に
今回は、支払調書についてのお話です。
支払調書は、仕事を発注した会社が個人事業主の方へ「1年間の支払額」を通知する書類です。
確定申告で必要となるため、毎年1月に、前年1〜12月の支払総額、源泉徴収額、
氏名・住所・マイナンバー等を記載して発行します。
意外と“重たい”支払調書の現場
やったことのない方には簡単な作業に見えるかもしれませんが、
現場では「ああ、またこの季節がやってきた!」と感じている人も少なくありません。

- 対象人数が多い
- 集計ミスや情報漏れ
- 支払元のデータがバラバラ
何よりも、相手の税金、つまり収入に直結する情報なので、
絶対に間違えられないというプレッシャーが現場にはかかります。
ノーコードツール(kintone)を導入する前、YPPでも同様の課題を抱えていました。
のべ200人になる在宅ワーカーの年間支払いを記録しているExcel、
銀行振込履歴、会計帳簿の3点を確認し、
間違わないように…念には念を入れて、最後は電卓で検算!!
そんなアナログ作業が満載の世界だったのです。
ノーコードツール導入で何が変わったの?
そのため依頼があってもすぐ発行とはいかず、
顧問税理士の返事待ちで「明日出社なので、今日のところはお返事がありません」という
「発行待ち」も日常茶飯事でした。
一度だけ、「どうしても今日中に確定申告がしたい!」という緊急依頼があった日に担当が不在で、
対応に追われたこともあります。
こういう出来事は、たとえかかった時間が1時間に満たなかったとしても、
現場の満足度を大きく下げてしまう要因になるので要注意です。
今は、kintoneに正しい受発注データが一元管理されているので、
支払調書の発行依頼があれば、ボタンをポチッと押すだけでPDFが瞬時に出力されます。
これは、最新のマスタ+正しい受発注データが揃っているからこそ可能になった仕組みです。
『整備は一日にしてならず!』
しかし、積み上げた先には飛躍的に手間がなくなる世界が待っています。
皆さまの職場では、いかがでしょうか?
\DXがもたらした価値は、効率化だけではない/
これは単純に、作業時間が削れたというだけの話ではありません。
- クレームを未然に防ぐ仕組みづくり
- 正確な数字を常に保管できている安心感
- 定型作業から解放され、改善にフォーカスできる余力
これらを生み出すことが、健康的に働ける職場の土台になります。
日々の小さな負担をあなどらず、仕組みで解消していきましょう。



