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月曜メール

YPP月曜メール 私の思うことvol.444 【理想の“あり方”を考えてみよう】

おはようございます。


一日ずつ日が長くなったり、
街中で蕾の膨らみを見かけたり、
春の訪れを感じる今日この頃です。


テレビや新聞で取り上げられているので
8年前の今日、3.11という数字に
東日本大震災が起きた
当時を思い起こしている方もいらっしゃるかと思います。


被災というほどの被害はなくても、
首都圏でも電車が止まり
各駅に人が溢れて
街中が動かなくなったあの日の出来事は
そして言葉を失った東北の映像は
いまだに鮮明に思い出せます。


これが今、日本で起きているとは思い難いことでした。
被災者として渦中にいた方々、親しい方を亡くした方、
今もなお、生活が戻らない方々もいると思うと
安易に言葉を使えないのですが、
それでもなお本日は
あの日に感じたことを思い出しながら
月曜メールを綴りたいと思います。

当たり前だと思っていた日常が
本当に一瞬で崩れることを経験した直後、
朝ごく普通に起きて
学校や会社に行けること
友人や職場の同僚と過ごせる日常が
どれだけ貴重で幸せであるか、
改めて考えさせられた筈でした。


ところが最近の自分をよくよく観察してみると、
毎日の通勤電車に感謝しながら乗っているかというと
感謝どころか、
色々な不平不満を頭に思い浮かべながら
仏頂面で乗車している自分がいます。

うまくいかないことを考える時間より、
今、生かされていることに感謝しながら
何かの役に立つ人生を送ろうと
あの日、思った筈なのに。


あれから震災とは別に
何人か
親しい友人や家族を
天に見送りました。
その別れの度にも
「もっと日常に感謝しながら生きよう。
生かされていることに感謝しよう」と思うものの、
あっという間に
感謝どころか
やはり不足しているところに目が向きがちです。


不平不満を抱いている時は、
私の場合、往々にして
焦点が他人や過去に向きがちであったり、
起きてもいないことまで
勝手に心配している時です。

どんな自分でありたいか
“理想のあり方”を考えることが足りていない。


どんな自分で“ありたい”か。

お金に余裕が欲しいとか
こんな家に住みたいとか
そういう消費財ではなく、
心の持ちようとして
生きる姿勢として
『おおらかでありたい』
『優しくありたい』
『明るくありたい』という
人としての“あり方”。

“あり方”は、
日常的に必要なのに
よほど意識しない限り
なかなかフォーカスする時間を持てない方は
私を含めて意外と多いのではないかと思います。


何か信仰している宗教があり
祈ることが日常にある方は
人としての“あり方”と我が身を振り返る時間をとれているのでしょう。


祈りという行為がない日常である多数派?の一人としては、
こういう「なにかとてつもなく悲しい出来事」を思い出す時に
ただ無力を味わうのではなく、
大切な“あり方”を
改めて考えてみる機会にしたいと思います。

今生かされていること
自分なりの使命を感じて生きること


日常を輝かせるのは
自分の“あり方”次第です。


この月曜メールを
毎週の通り
お送りできることも
読んでいただけることも
改めて感謝申し上げます。


今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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