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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.580 【必ず、誰にでも「才能」「得意」はあるもので・・・】

おはようございます。
早くも十月中旬を過ぎました。
日に日に秋も深まっていきますね。

脳科学者の岩崎イチローさんの妻、クレアさんが
facebookで
山に登るには色々なルートがあっていい、
山頂に辿り着けた時に
「ああ、あなたはあちらの道から来たのですね」
「私はこちらのルートを辿ったのですよ」と
お互いの登頂を喜び合えればよい、
という趣旨のことを書かれていました。

なにも人のやり方を非難する必要もないし、
自分のやり方に疑問をもつ必要もない、という
メッセージが込められていると感じました。

なのに、どうしても
自分のやり方が人と違うことに不安を覚えたり
自分が良いと思うやり方でないと、相手に不満を覚えたり、、、
「多様性が大事」という言葉は社会で耳にするものの
一つ一つの場面では、
つい「同じことで安心するクセ」が強い国民性があるようです。

株の相場の世界では
「人の行く道の裏に花あり」という言葉があります。

商売は
人と同じことをすればするだけ、競争が激しく
人と違う「差別化」ができるほど、うまくいく要素が増えます。

子供のころ
運動が苦手な私でしたが、
ドッチボールのとき、
投げる人が向かってくる(攻撃を受ける)とき
殆どの人がコートの中で後退して除けようとするときにあえて前進し
今度、攻撃にまわって皆が相手チームに向かう時には後退し、、、と
全員と真逆の動きをすることで、
最後のひとりに生き残ったことがありました。

先週お会いした、とても大きな規模の会社を経営されている社長さんも
人と同じことをする気は更々なく、いかに違うことをやるか、に腐心されていました。

どの業界でも何らかの成果を成し遂げている人の話を読むと
誰もが「人と同じことをやろう」とは露ほども思っておらず
常に、人がやらないことを探しては、トライし続けてきた方々ばかりです。

そして(ここからが肝心なのですが)
10000人に一人、という逸材を目指さなくても
もともと、100人に一人ぐらいに傑出した「特徴」「得意なこと」は
誰しも、備えていたりするものです。

人と同じを目指さなくても(むしろ、それは窮屈なことで)
自分の得意を伸ばすことを目指す中で
大抵の人ができないことを出来る自分を発見し、
得意を活かすようになれば、「役立っている」と感じられる場面も増えます。

ただ
これだけ優れたお手本が古今東西、世界中にあふれているのに、
自分の半径5メートル以内に
身近に会う存在のなかでは、それを感じづらいのかもしれません。

能ある鷹は爪を隠す。
謙虚な人ほど、自慢はしてこないので
隣に暮らしていても、凄い人だとは気づきづらい。

そして当の本人さえ、100人に一人レベルの自分の才能に気づかず
放置していることも、結構ありそうです。

誰にも心臓が一つ、肺が二つ、と臓器があるように
才能・得意なこと・長所が、誰にでもあります。
短所も、必ずあります。

短所ばかりが目に付いて
自分には長所が無い、と考えるとしたら
「私は人類史上初の、唯一の特殊な人間だ」というぐらいに不遜なことです(笑)。

あるのに生かしていないもの。
自分一人では見つけづらいもの。

それをどう見つけるかの探求には
先週ご紹介した尾身茂先生の言葉どおり
真剣に物事に向かう「格闘」が一番ですが、
ときに、誰かの体験を借りるのも手です。

半径5メートル以内の
毎日出会う人の中には、これという相談相手が見つからなくても
(また、そんな心の内をさらけ出すことに抵抗があったとしても)
本を開けば、
古来から現代まで、世界中に
様々な体験をしたことをシェアしてくれる方にあふれています。

「求めよ、さらば、与えられん」

自分の得意が見つからないとき
見つけたと思った得意が、壁となり立ちはだかるように感じるとき
自分の人生の「成長点」にいることが
喜ばしいことなのに、辛く感じてしまうとしたら、、、
普段は開かなかった本の1ページに、新たな出会いと体験を求めてみてはいかがでしょうか。

長い前置きのあとに宣伝めいて恐縮ですが、
今週火曜日 10時から
メンバー事務カフェ(ZOOMによる勉強交流会・無料)で
「本と出会う喜び」をテーマにお話します。

本が好きな人はもちろん、
生活の中に読書という習慣があまりなくて
でも、
いつか本を読みたいなと感じている方にこそ
ぜひご参加いただきたいと思っています。

ご希望の方は
ypp@omakase-ypp.jp 代表アドレスまで
[メンバー事務カフェ参加希望]と、お名前をご連絡ください。
(折り返し事務局からZOOMのURLをお送りします)

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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