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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.573 【クリアしたときの爽快感・達成感を楽しみに】

おはようございます。
8月も残すところあと2日
子供のころは夏休みの宿題を
「もっと早くやっておけば」と後悔しながら必死で取り組む
ラストスパートの2日間でした。

さて。

プレッシャーのかかる場面、というものがあります。

「想定と違った」という場面での次のアクションへの相談もあれば
初めてみるエラーメッセージの解決法をひたすらネットで調べることもあれば
不本意ながら、相手の意向に反することを伝えなければならないことなど
その行動を起こす前に「憂鬱だな」と感じてしまうことは
仕事をしていれば、多かれ少なかれ誰もが経験しています。

子供のころは、
オトナが悩んでいるということは、あまり想像していませんでした。

大人になっても社会人になりたての頃は、
自分よりはるかにキャリアのある人が、
人知れず悩んでいるとは想像がつきませんでした。
(自分が一番大変だ!ぐらいに勘違いをしていました(笑))

年齢を重ねていくうちに
悩みをもたない人など(悟りの境地でいられる人など)ほぼ居らず、
全員がそのステージでの各々の悩みを持っていることが分かってきました。

あの元メジャーリーガーのイチロー選手でさえ
「僕だって球場に行きたくない日は沢山ある」と
インタビューで明かしています。
それこそ悩みの大きさや高さもメジャー一流ならではのものだったと想像します。

そのイチロー選手が引退会見では
「後悔などあろうはずがありません」と感無量の表情を浮かべていましたが
果てしない試行錯誤と努力の時間があってこその
大きな感慨であったのだろうと思います。

話は一瞬、メジャー級に逸れましたが
何かしら、プレッシャーがかかるお題が今目の前にあり
過去最大級に憂鬱であったり
胃がキリキリと締め付けられるくらいの心境であったりしているなら
きっと
その課題が解消したとき、ステージクリアしたときの爽快感もまた
かなり大きなものと期待できます。

そして何らかの課題解決ができたとき
その恩恵は自分一人のものではなく、
必ず、周りにも良い影響がもたらされます。

一口でかみ砕けないような大きな課題であれば、
まずは、分けてみることも一手。
(一人で解決しようとせず、誰かの手を借りるなど選択肢を増やす)

岩のように硬すぎる課題であれば、
解決までの時間軸を見直してみるのも一手。
(一気に解決しようとせず、時間をかけてみようとじっくり取り組む)

そんな頭の体操を続けていくうちに
ふと、光が見えてきて
(それは自分ではない誰かの何気ない一言からだったりもします)
解決の糸口がつかめた瞬間、
憂鬱一色で占められていた心の中に
「発見」「探求」という面白さが混ざってきます。

試行錯誤→ひらめき(仮説)→実践を繰り返しつつ
一気に解決しなかった悩みにも
やがて必ず、終わりが来ます。

そしてそれが解消されたときには
苦労の時間があればあるほど
達成感や爽快感が待っています。

解決するとは思えない、
終わりがくるとは思えない課題こそ
現実とギャップのある理想の未来を
頭の中に描いてみるトレーニングをする絶好の機会です。

脳というのは、果てしなく(現実にはないものを)イメージするチカラを持っています。

オリンピック選手は
ゴールする自分を何度もイメージトレーニングすると言います。

本物の爽快感・達成感は後日の楽しみにするとして
クリアした自分をイメージすることも
課題解決に向けた有効な一手。

できることは何でもやってみる、という中に
是非、イメージトレーニングも取り入れてみてください。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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