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YPP月曜メール  私の思うことVol.549 【もうダメだという時が仕事の始まり】

おはようございます。


今朝の関東は良く晴れて
我が家からは、真っ白な富士山が綺麗にみえています。



さて今週ご紹介する言葉は
私淑する稲盛和夫さんの「教え」の一つです。


若い新人時代ならいざ知らず
ある程度の年齢を重ねてから
誰かから、こっぴどく叱られる
もしくは叱られなくても、
やっていることの答えが見つからないような
まさに「暗中模索」といえる心境になり、
苦しくなることがあります。



「もうダメだ」「無理」
「そもそも自分には向いていなかった」
一瞬、ラクになれるような言葉がよぎるかもしれません。


とはいえ、人生の達人たち
年齢を重ねても魅力的な人の生き方をお手本にするならば、
このような時に必ず、諦めずに、挑戦を続けてきています。


例えば、自分より地位が上であったり
経験を重ねている人は
泰然と生きているような印象がありますが、
歳を重ねたら挑戦をやめてラクに生きているかというと、さにあらず。


むしろ挑戦をしないことの「失敗」を恐れて
常に何かしら、新しいことにチャレンジをされています。

人知れず、苦悩する日々を送りながら
努力を積み重ねてきた結果が、
その人格を味わい深いものに磨き上げていき、
やがて、その魅力のもとにまた、魅力的な人たちが集まっています。



自分だけが苦労をしている、と思うと辛くなりがちですが
自分よりよほど苦労をしている人がいる、という存在を知るだけでも
背負っているモノが少し軽く感じられるのが、心の不思議なところです。


苦労のない人などいない、と思えばなおさら
生きていくのに必要な「成長のための体験・人生の栄養」と
前向きにとらえる心境にもなれます。



仕事で行き詰ったと感じた時
「もうダメだ」と思うか
「もうダメだという時が仕事の始まり」と思うかで
心に宿るエネルギーが違います。


それだけ、心の中に何を「思う」か
「思うこと」が人生に与える影響の大きさを
若い人はもちろん、若くない世代は、尚のこと知っておいて
子供や若い人のお手本になる生き方を目指したいと思います。



なにか仕事に悩んでいる状況を言い換えるなら
それは、今までの自分で簡単に解決できないくらいに
「新しいこと」をさせてもらえるチャンスに恵まれている、ということ。


やらされている、と思えばそれまで。
恵まれている、と思うところからリスタートしてみると
「もうダメだ」ではなく
「もしかしたら、こんなやり方があるかも…」
「あの人に相談したら、良い知恵をもらえるかも…」と
光がみえてくると思います。



目の前の「お題」は、自分が望んだからこそ、出会えたもの。
解決できるからこそ、自分にまわってきた。
まずはそう「思うこと」から、トレーニングしてみましょう。


恐れなくて大丈夫。
解決まで、少し(期待したより)時間がかかるだけのこと。



今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
学びのチャンスに恵まれていることに感謝です。



YPP
五味渕紀子

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