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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.510 【学ぶべき教本はごく身近な日常に】

おはようございます!

 

関東は梅雨の晴れ間で青空がみえています。
土日が雨続きだったので、快晴ではなくても陽射しがあるのは良いですね。

 

 

今週も、本題に入る前の雑談から。

 

6月第2日曜日
息子も私も「今日は父の日だ」と協力しあって家事をして、
一日の終わりに買い物に行ったスーパーのポスターで
「父の日は来週だった!」と気づきました。

 

どこかの名刺会社のCMではないですが
「早く言ってよぅ…」の心境でした。

 


さて本題に入ります。

 


AIやロボットが発達して
人のやる仕事や職業が様変わりしていくことは
以前から言われていました。

 


今自分が身に付けているスキルが一生ものか?と聞かれたら
Yesと答えられる人の方が少ないから
コロナ禍があってもなくても、
将来の漠然とした不安というのは、根底にあったと思います。

 


何かしら自分を進化させたい。
勉強して、社会に役立つ存在でありたい。
しっかり稼げて、精神的にも経済的にも安定した豊かな人生を送りたい。

 


ここまではとても明確です。

 

問題は、何を勉強して、どんな力を身に付けたらよいか。

 

ここが、わかりにくいのが厄介です。

 

答えが幾万通りもあって、正解も不正解も混ざっているようにみえます。

 


事務代行屋を15年やってきた私としては
「会計」は間違いなく、どの職業であっても身に付けておいて損はない
(というか、仕事をしていくうえで必須の)知識だと思いますが、
それが「稼げる条件か?」といえば、それだけでは十分ではないと考えています。

 

 

「稼げる条件」「仕事にあぶれない将来」とは
どうやって組み立てていけばよいのか。

 

その一つの私なりの明快な答えは、「人に学ぶこと」だと感じる出来事がありました。

 


先日、ある専門家の方に
「前回のようなフルオーダーではなく、
経費を抑えたいので、ある程度自前で書類を用意するので
最終チェックだけをお願いしたい」と頼んでみました。

 

先方からしてみたら「お金にならない仕事」です。
かつ、今はコロナのことで大変お忙しい状況。

 


でも、いつお電話しても明るい声。
こちらのわがままなお願いにも、
「ご質問いただき、ありがとうございます」と仰います。

 

「連絡をとって悪いかなあ」と思っていたこちらの気持ちが
この明るい一言で「やはり、この人に連絡してよかった」に切り替わります。

 


こういう時こそ、学びの瞬間だなと思います。

 

必要な知識は職業により時代により、変わっていきますが
人が心地よいと感じることは普遍的。

 


人によって態度が変わったり
忙しくなるとイライラしていたり
そういう人を見かけたら
「もしかしたら自分も知らないうちに同じようなことをして、
誰かに緊張を強いていることがあったかもしれない」と
反省します。

 


見事な対応だなあと思う人を見かけたら、
「素晴らしいなあ、私もああいう言葉を使いたいなあ、見習おう」と
メモをとるような気持ちで心に留めます。

 


その試行錯誤と連続で、完璧にはなれなくても
今よりよくあろう、もっと自分を磨こうと努力し続ける姿勢は、せめて身に付けたい。
そう思います。

 

『万象はわが師』。

 

良いことからも悪いことからも、身近なすべてが学びにできるという
先人の言葉です。

 


特に
感じが良いなと思う人の言葉遣いや態度を真似てみるということは
お金も時間もかからず、
簿記の勉強のようにテキストを熟読したり練習問題を解かなくても
やろうと思えば、今日から出来ます。

 

漠然とした不安感に大人も子供も包まれているときにこそ、
そういう心遣いが素晴らしい人から学び、
温かな気持ちが生まれる瞬間を増やしていきたいと思います。

 


そして、見習いたいなあと思う人が身近にいるという幸運にも感謝です。

 


今週も、学びと実践のチャンスにあふれてます。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 


YPP
五味渕紀子

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