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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.486 【満足して一年を終えよう】

おはようございます。
2019年ラストの月曜メールです。


皆様の上空は、どんなお天気でしょうか。

厚い雲に覆われた地域も、時差があって今は真夜中という場所も
晴天に恵まれているところもあるかと思います。

私の住む町は、今日は冬らしい曇り空で、これから雨になる予報ですが、
遠い国や町に住むメンバー皆さんの様々な上空を勝手に想像してみています。


さて、先日のこと
あるメンバーさんがピンチヒッターを務めたグループチャットで、プロジェクトの終わりに
このように挨拶をしていました。

『新たなお仕事を経験することができ、ありがとうございました。

何気ない一言であったかもしれませんが、
私はひそかに、この一文に感動を覚えていました。

急に頼まれて、自分の予定返上で他メンバーを救うための時間を過ごしたのに、
「やってあげた」ではなく「ありがとうございます。」と感謝を述べている。

こんな風に、ご自身では誰かを感動させるつもりではなくても
どこかで誰かを元気づけたり、勇気づけることがあるものです。

「言葉」とは、その言葉が発せられる「気持ち」であり「あり方」には
そういう力がこもっている、と改めて感じた出来事でした。

このように、自分では自覚していなくても、
自分の発した言葉や書いたチャットの文字が
誰かの心を温めていたことが、きっと誰にもあった一年だと思います。


YPPに登録をしたメンバー皆さんの大半は
「フルタイムでは働けない」だけの理由や事情を抱えている方が大半です。


1日が48時間あったら良いのに・・・。
自分が二人いたら良いのに・・・。

日常の少なくない場面で、そう感じていて、
現状の自分にあまり満足できないことが多い方もいらっしゃるかもしれません。

だとしたら、
そう感じるくらいに
「やりたいことや、
やらなければならないお役目のある生活」をしている自分を
是非、年末に褒めてあげてください。

そんな忙しい状況の中で、日々誠実な仕事をしていることを
ありがたいなぁと感じている人がいることを
知っておいてほしいと思います。

本当に、心底感謝しています。
ボリュームの多さ、少なさに関わらず
誰一人が欠けても、今日の無事な日常にたどり着いていませんでした。


日常的な「ありがとうございます」は挨拶みたいなもので
面と向かって改めてのお礼を言われる機会は
一年に一度もなかったかもしれませんが、
間違いなく、日々、誰かを助け、役に立っていた事実を
一年の最後に、少し感じてみてください。


情報があり過ぎて、
自分の進みが遅く感じてしまう日があれば、
その焦燥感を抱く根源にある「自らが持つ向上心」の素晴らしさに目を向けてみてください。

「もっと、もっと」と思う貪欲さは
健全なものであり、現状に満足できないことは自然な成長欲求であ
否定されるものでは決してないと、安心してください。

『勤勉』が、『働き過ぎ』と誤解されてしまう風潮など気にせず
「仕事をしたい」「稼ぎたい」「周りをラクにしてあげたい」という気持ちを大切に
自分の中にある善意と、この一年で自然に行ってきた善行を愛しんでほしいと思います。

反省や謙虚さも必要ですが
自分の良さに目を向けることも、同じくらいに大切であると
最近つくづく思います。


先日、尊敬する経営者の先輩から
『私は今日(の自分)が最低だと思うようにしている』と言われて
すごく良い考えだなと思いました。

明日はもっと、上手になろう。
明日はもっと、良い日にしよう。

悲しく辛い出来事も避けては通れないけれど、
人は少しずつ、良い方向に向かって成長していくように
そういう希望や願望を持って生きる「理由」というか、天から与えられた「お役目」があります。

その自然に備わっている「成長したい欲求」を生かして
今年一年、自分の力を磨いてきた出来事がきっとあったはず。

それが誰かを喜ばせ、助けてきたことを感じて
「ありがとう」を自分に向かって、言ってみる。
一年の終わりにそんな時間があってもよいのではないでしょうか。

私から皆さんには、この月曜メールを読んでくださったことも
心から感謝していることの一つです。

本当に、ありがとうございます。

お互い、健やかに2019年を無事に終えられ
新しい年を迎える準備が出来ていることに、改めて感謝申し上げます。

来年も、さらに良い年にしていきましょう。

どうぞ良いお年をお迎えください。


YPP
五味渕紀子

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