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YPP月曜メール 私の思うことvol.495 【自分の行動が増えた方がよいか、どうか】

おはようございます!


第一報は、海を隔てた隣国の出来事のように聞こえていた
コロナウィルスは、
世界全体での大きな経済的危機にも発展しつつあります。


デマが流れ、差別的な発言や行動が増えたり
日用品を買いあさる人々が増えるといった出来事は
実は、中世でペストが大流行したときと同じ現象なのだそうです。


ある方が「私たちは東日本大震災から何を学んだのでしょう」と
仰っていましたが、
人が「未知のもの」につい抱いてしまう恐怖心という存在は、
手ごわいものだと感じます。


冒頭から、喜ばしくない言葉を並べてしまいましたが、
今、考えたいのは、
「自分の行動」の行方、周りにもたらす影響についてです。

もしも、
自分と同じ行動を周りの人がしたときに、「それは嬉しい」と感じることなら
自分の行動に自信を持ってよい気がします。


例えば、ちょっとしたことですが
道に落ちているゴミをやり過ごさないで拾うとか、
倒れている自転車を見かけたら起こす、とか。


温暖化を考えて、使い捨てをやめてみるとか
世界でもっと困難な状況にある人への寄付を行うことだとか。


もちろん、いつも出来なくても、時間のある時に、余裕が出来た時
「それをやる人が増えた方がいい」と思うことをちょっとでも、やる。


そんな繰り返しがあると、いいな、と思うのです。

 


逆に「自分一人なら、これくらいやっても…」とゴミを捨てることや、
なにか困難にある人を見かけても「関係ない」と見過ごすこと。


これを自分を含めて全員がやると、困ってしまうことは
なるべく、自分も、やらないようにする。


今回のコロナ騒動の中でも
マスクを高額で転売する、とんでもない人がいる一方で、
親切に手作りマスク動画をアップする人がいます。


みんなのために良かれと思って、やれることを粛々とやる人が、一人でも増え
非難するよりも誰かを励ます声をかける人が、一人でも増えると良いなと思います。


なにかあったとき、最初は動揺したとしても、
冷静さを取り戻して来たら
「自分になにか出来ることはないかな」と、まず思ってみること。


「周りに振り回された」「〇〇された」と被害者の立ち位置で発言するか、
「こんな時だからこそ、出来ることはないかな」と
主体的に、困難な状況から好機を探す癖をつけるのとでは
きっと、
その先に見つけられる答えが違ってきます。

各分野の専門家の方々が、未経験の状況にあって、今必死で仕事をしている中で
それを間近に見ることはなくても、想像してみて感じてみて
もし自分が必死の仕事をしていたら掛けられたい言葉を考えて、心の中で呟いてみる。

ちょっと妄想チックかもしれませんが、
世界規模で、これからハードな状況がしばらく続くことが予想される以上
想像力とタフさを身に着ける好機としたいのです。


震災の時もそうでしたが、
誰だって、微力ではあっても、決して無力ではない。
少しでも世の中を良い方向にする力をそれぞれが持っているものだと信じます。


今週も実践と学びのチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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