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月曜メール

Vol.414 【現在と未来を混同しない。能力は未来進行形】

おはようございます。

今週はお盆休みの方も多いかと思います。

ゆっくりご自宅で過ごされている方、
帰省して懐かしい顔に会っている方、
英気を養う貴重な時間をリラックスして過ごせたらいいなと思います。

さて何回か月曜メールでお届けしてきた「能力は未来進行形」ということについて
改めて綴りたいと思います。

私がこの事業を始めたてのころ、
事業計画をたてなさい、といろんなノウハウ本に書いてあり
人からも勧められるものの
なかなか、自分の未来図を描くことが出来ませんでした。

その当時に、私の思考回路で起きていたことが「現在と未来の混同」です。

未来のことを描くのに、現在の能力だけで考えていたので
すぐに「それは無理」「難しい」と行き詰ってしまうのです。

無邪気な子供時代ならともかく
大人になってから
なぜ、起きてもいない未来を明るく語れる人がいるのだろう、と
未来を想像する「クセ」に慣れていない頃は「未来を語る人」が不思議でした。

ところが、よくよく考えると
未来を描く必要性は、子供だけのものではなく
今後どうありたいか、どんな仕事を選択していくかを考えることは
人生を豊かに生きていくために
大人の自分にとっても「大切なこと」でした。

大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、
創業当時は、
わくわくする気持ちとは対局にあるような悲壮感で
日々悶々と過ごしながら、絞り出すように自分の未来図を探し求めました。

そんな時期に、ある日ハッとしたのです。
「自分は現在と未来を混同している」。

今の環境と今の実力で考えるから「できない、無理だ」となる。
今は腕の中で泣いている赤ちゃんも、10年経ったら、小学生になっている。
もっと時間もあるはずだ。もっと仲間も増えているはずだ。
そのころには、今よりもっとたくさんの仕事を経験しているはずだ。

「現在と未来の混同」をやめたら、
「未来は、こうしたい。こうありたい」を
次第に積極的に描くことができるようになっていきました。

20代のサラリーマン時代は
与えられた職務の範囲をこなすので精一杯でしたが
個人事業主は違います。

一つずつの仕事を選択する権利があり
その取捨選択の連続と、一つずつの仕事の結果が
次の仕事につながっていく「縁」となることを
より身近なものと感じられる生き方になります。

その中で、未来にもっと力をつけた自分がいると描きながら
現在に「未来の自分のために学べる体験」を積み重ねていく。

その積み重ねを感じていると、失敗は「宝」の経験に思え
時には「火中の栗を拾う」ことに積極的に身を投じる気になれることさえあります。

この月曜メールで何回も登場している言葉「能力は未来進行形」は真実で
人は、積極的な経験と思考を経て、いくらでも成長できます。

もし「できない。無理」が思考の癖になりかけている人がいたら
かつての私のように「現在と未来の混同」をしているのかもしれません。

もし、学ぶことや新しいことへの挑戦が
(内心緊張はするけれど)「やってみたい」と思えている人は
ぜひ、その積極心を良き人生の宝として、自信をもって進んでいただきたいと思います。


今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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