お知らせ一覧

月曜メール

Vol.413 【損得で考えないことが、結果、得をする】

おはようございます。
広島への原爆投下から73年、
日本全国、平和な朝を迎えています。

今朝も無事に月曜メールが綴れることに感謝です。

さて仕事上の悩みのうち、ストレスがかかるのは
作業そのものの難易度というより
「人間関係」に起因するものが多いようです。

あの人がこうやってくれない、こうしてほしいのにという
自分以外の人の行為について不平不満を感じるとき
さらに怒りにまで発展するときは
「自分は悪くない」「自分ならこうする」と
自分の視点や立場から物事をみていることが多いように思います。

一見、熱心に仕事を考えているからこそ出てくる感情のようにみえますが
元をただすと「自分が嫌な思いをさせられた」
「自分は損をしたくない」という考えが根っこにあるときに
相手を責めるような感情に至るようです。

一方で相手を慮った視点に立つと
「こうしたら、うまくいくのではないか」
「こういう言い方をしてみようか」と
相手の行為を変えるのではなく、自分の行為を見直す思考になっていきます。

どちらがうまく運ぶかといえば、殆どのケースで後者です。

自戒の念を込めて書きますが
「自分が損をしたくない」という考えを抱いているとき
結果、自分の思い通りにならない現実に突き当たり
自分を苦しめていることが多いのです。

ところがまずは「相手を得させよう」と考えると
おのずと自分の行為を見直すことになるので
いかようにでも、次に進む方法や知恵が出てきます。

この「相手に得をさせよう」という視点に立つ限り、行き詰まることがありません。

自分の損をなくす、という考えより
相手に得をさせる、という考えの方が確実に商売はうまくいきます。

なぜなら、
自分のことを思ってくれる人に、人は好意を抱きます。
そして、人に好かれることが
贔屓にされることが、商売の基本だからです。

「自分は商人である」という自覚はあまりないかもしれませんが、
仕事をしている以上、全員が「商い」をしています。

そして、面白そうに仕事をしている人には
「相手に得をさせることを考える習い性」が身についています。

「もっとこうしてみよう、ああしてみよう」と
工夫することで、相手を喜ばすことを考えているうちに
アイデアが出て、楽しくなっていくのでしょう。

辛そうに仕事をしているときは
「あの人のせいでうまくいかない」
(自分はちゃんとやっているのに)という感情が渦巻いていることが往々にしてあります。

自分が損をさせられている、と思いかけたら
ふと思考の方向性を変えて
自分の損得の感情を脇においてみます。

「相手が得をすることは何だ?相手はどうしてほしいのか?」と
相手のほしいことを考えることは
自分を脇に置くことは、損をするのではなく、
結果、自分も良い思いをすることに繋がっていきます。

商売とは、生きていくとは
人間磨きの連続です。
本当に、世の中うまく出来ているなあと思います。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

追伸
暑い日が続きますので
どうぞお体を大事にしてください。

YPP
五味渕紀子

ページトップへ