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月曜メール

Vol.389 【地道な日々の一歩一歩が偉大なことにつながる唯一の道】

おはようございます。

平昌オリンピックでは羽生結弦選手と宇野昌磨選手の金銀メダル
また、小平奈緒選手のオリンピック新記録での金メダルに沸いた土日でしたね。

一つのことに打ち込み続けた選手の強さだけでなく、生き方の美しさに
感動した方も多かったのではないでしょうか。

羽生結弦選手が「言霊(ことだま)を信じているので」と言って
一切、マイナスのことを口にしなかっただけでなく
「あれ(怪我)がなかったら金メダルは獲れなかった」

と起きたことすべてに感謝する姿勢にも感銘を受けましたし、
小平奈緒選手が座右の銘として
「永遠を生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きよ」

というマハトマ・ガンジー氏の言葉を選んでいるのも、印象的でした。

小平奈緒選手は「スケートは私にとって学び」「氷と対話する」とも言っていて
ふと、私は今まで「仕事は私にとって学び」ではあるけれど

「モノ(書類)と対話する」ことはあったかな、と思いました。

こういう一流の「考え方」「視点」は、筋肉を鍛えるのと違って
ふとした瞬間に手に入れたところから、すぐ使えるところが良いですね。

「〇〇と対話する」(たとえば「資料と対話する」)という視点を仕事に入れてみると、
今までは思い込みで、1つか2つぐらいしか見えてなかった選択肢がパッと広がったりするかもしれません。


さて、一つのことに打ち込む姿は美しい、と思いつつ
現実にはマルチタスクの渦の中にあって、どうしても一つずつのことに集中できないことに
もどかしさを感じてしまうシチュエーションというものがあります。

一つの仕事に打ち込みたくても、掛け持ちでいくつもこなさなければならないことがある。
もっと時間があればよいのに、と。

私自身、仕事のこと、家のこと、義母の病院のこと、子供の受験など
この週末は自分の体調不良など

「ままならない」「集中できない」「もっと手をかけたい」と思うことは山ほどあります。

ただ、羽生結弦選手の言う通り
「すべてがあったからこそ、これができたのだ」

と考えるのが、きっと神様に応援される生き方なのだろうと感じています。

すべて自分の成長に、必要なものとして巡り合わせてもらっている。
一つ欠けても、今の心境にはたどり着けていない。
すべては自分を形作るものであった、と。

そして「自分のため」だけでなく
自分の周りにとって良かれと思って、何かを為すことがまた自分の喜びとして返ってくる。

金メダルをとって日本中を歓喜の渦に巻き込むほどのインパクトはなくても
自分の隣にいる大切な人、出会った同僚や仕事仲間、家族、友人に対して
心が温かくなるような言葉かけやサポートなら、きっと出来ること、お役目があるのです。

例えばそれはわかりやすい励ましの言葉だけではなく
時には「声をかけない」という思いやりが必要な時もあって
それは過去に辛い思いをしたことがある人ほど、上手だったりします。

だからやはり日常のもどかしさも含めて「すべて必要なもの」で満たされている。

そして日々コツコツと地道に「自分が良かれと思ったことを周りの人にして差し上げよう」

という気持ちの連続が
ふりかえると、幸せな美しい人生になっていくのだと思います。

毎日できることは、そんなに大それたことではないけれど
日々できる努力を少しずつでも積み重ねていくことは、
きっと今はまだ見えない世界を見せてくれることにつながるでしょう。

アスリートの言葉に触発されて
今日からまた仕事をがんばろう、そんな人も増えている月曜だといいなと思います。


今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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