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月曜メール

Vol.377 【今起きている変化を味わい、楽しもう】

おはようございます。
良く晴れた関東の朝です。
11月もあとわずか、本当に一年が過ぎるのがあっという間です。

さて本日はこれから、地元の高校で
一年生の「就職ガイダンス」という特別授業に登壇します。

進学や進路を考えるにあたり
なるべく早く、その道で働いている人の生の声を学生に聴かせたい、という
先生方の意向で始まったと聞いています。

美容師、税理士、技術者などさまざまなジャンルの地元の先輩が各クラスに分かれ
学生たちは、聞きたい職業の教室を訪ねます。

毎年一番人気は「公務員」クラス。やはり安定志向が根強いようです。

「起業家」クラスはどちらかというと少数派です。
私自身をふりかえってみても、身近なところに起業家はいませんでしたし
まさか自分が起業するとは、高校生の頃は考えたこともありませんでした。

でもこれからの時代は違います。
「起業」や「副業」はもっと身近なものになるでしょう。

今の子供たちが就く職業の半分は、今は存在していない職業になるという予測があります。
裏を返せば、今存在する仕事の半分は、AI(人工知能)や機械に変わるか
需要そのものがなくなって廃れていくということがいえます。

自分が慣れ親しんだ仕事がなくなるということは想像したくないかもしれません。
でも、これは時代の流れとして確実に起きること、というよりも
今すでに起きている最中であることを、私たちは知る必要があります。

AIに取って代わられるといわれている職業の筆頭に「事務仕事」もあります。

間違えず、体調も崩さず、人の何倍ものスピードで処理でき
さらにコストが安いとなれば、こぞってAIを使う時代が来るでしょう。

では、その時に新たな仕事として生まれるものは何か。

その新たな技術を使いこなす人は確実に求められます。
ロボット技術者などもその一例です。

人の仕事がなくなるのではなく、
仕事の中身が変わるのです。

変わっていく中で、より求められると考えられているのが
「ゼロから作り上げる=クリエイティブ、
 様々な組み合わせを管理する=マネジメント
 人間らしい共感を生かす=ホスピタリティ」という適性を発揮する仕事と言われています。


これだけ聞くとどうしたらよいか、不安になってしまうかもしれませんが
恐れることはありません。

まずは毎日少しずつ、日々の仕事の中で自ら「変えていくこと」「変えられるもの」に注目していくこと。
そして、世界中の辞書であるインターネットを使って「こんなことは出来ないかな?」と調べてみること。

この変化を面白がりながら、「思考力を磨くこと」×「人間らしい共感力を上げること」


「困難」とは「解決策」とセットで現れるそうです。
だから、「困難」を避けた瞬間、「解決策」も逃してしまう。
「困難」とがっぷりよつに組めば、「解決策」も手に入る。

時代の変化を「先のこと」と感じるのは解決策を逃す行為。
「今まさに起きていること」と感じて、日々何かを考えていくことこそが、次の一手につながります。

AIにも発信出来る言葉であっても、人から言ってほしい、人に感じてほしいと思う言葉や行為はなくなりません。

心豊かに生きていくことをこれまで以上に心がけたくなる時代。
いろいろなことはAIによって解決されていきます。素敵な時代になると思います。


今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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