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月曜メール

vol.345 【他者の視点を想像する】

おはようございます!

 

関東は一気に気温が上がり、
コートの要らない朝になりました。
お天気は下り坂のようですが
昼までは気持ちのよい青空が広がっています。

 


さて、
最近はいきなり電話で要件を話すというより
まずはチャットやSNSメッセージ等で
相手の都合を聞いたり
要件を予め伝えることが増えました。

 

いきなり相手の時間をとってしまっては申し訳ないという配慮もありますが、
チャットやメッセージであれば
自分に都合のよい時間に
自分の言いたいことだけ伝えられるという利点もあります。

 

けれどこの「一方的」となるツールに関して
内容まで「一方的」となった場合には
相手に与える影響および
自分を印象づける影響も諸刃の刃となります。

 

仕事柄、大変多くのチャットやメッセージを見ていますが
感情的なメッセージというのは
ご本人が抑えたつもりでも
読む側にはとてもよく伝わってきます。

 

感情がこもっていない言葉よりも
感情がこもっている言葉が個人的には好きですが
とても嬉しく拝見できるケースと
いかにも身体にコタえそうだ、と思われるケースがあります。

 

不思議なもので
声にのせたらそんなにキツくないであろう言葉が
文字だけ並ぶと大変キツく受け止められるリスクをはらみます。

 

送るほうも「一方的」であれば
受け取るほうも「一方的」に解釈しがちなのだと思います。

 

中には、読んで
とてもホッコリとした気分や
高揚する気分になれたり、
嬉しくて誰かと共有したくなるメッセージもあります。

 

どうしてこうも異なるものかと考えていくうちに、
嬉しくなるメッセージと
悲しくなるメッセージの違いの1つは
「自分以外の誰か他者と同じ方向を見ようとしている視点」があるかないか
ではないかと気づきました。

 

嬉しくなるメッセージとは
「私も◯◯したい、共にやりたい」というような誰かしら他者との共感なり協力の意思が感じられるもの。
逆に嬉しくないメッセージとは
「私は◯◯だと思う」という自分だけの視点で語られていることが往々にしてある気がします。

 

仕事は常に真剣勝負で
異なる意見を率直に言い合うことが
とても大事です。

 

けれどそこに「他者との協力という視点は存在するか」を考えて発してみると、
そのメッセージには
決して相手を不快にするような「一方的」な印象はなく、
むしろ気持ちよく行動することを促せるメッセージになるように思います。

 

チャットやメッセージは難しい。
真意が伝わりにくい。
そんな声をいくつか聞いて
今週は、私たちがとてもよく使うツールでの伝え方を考えてみました。

 

簡単でないからこそ、
習熟のしがいがあるというものです。

 

今週も実践と学びのチャンスに恵まれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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