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月曜メール

vol.339 【春の芽吹きを自分の成長に重ね合わせて】

おはようございます。

寒さが緩んだり、ぶり返したりしながら
確実に春らしさが感じられる季節となりました。
 

自然が教えてくれているのは、
季節の移り変わりだけではなく
『物事の進み方』や『ありよう』ではないかと感じます。
 

冬から春へと草木が芽吹いていく時も
毎日規則的に気温が一度ずつ上がるのではなく
行ったり来たりを繰り返しながら
でも次第に確実に変わっていきます。

 
人の成長や物事の成就にしても
毎日規則的に進むことはなくて
行きつ戻りつのように感じる出来事の連続で
けれど振り返れば確実に
前に進んでいるものばかりです。
 

時間が戻せないように
経験したことも、発した言葉も
戻せないですが
そして時には「時間を巻き戻したいような心境となる出来事」もありますが
振り返れば
その出来事があったからこその次の体験や「得ているもの」があり、
長い目でみるとそれは成長過程であったことが分かります。
 

自分なりに進んでいたい理想の速度や状況と
実際の速度や状況には常に差があって
「思うようにいかない」ともどかしさを感じることも多々あります。
 

ある人が『向上心の現れ』と言ってくれ
また別の人が『挑戦の証し』と認めてくれても
当事者にとっては「至らない自分」と映るものです。
 

そんな行きつ戻りつの袋小路のような時間が
長く永遠に続くのかと思っていたら
時には急に目の前の霧が晴れたように
物事が進み始める時があります。
 

『夜明け前が一番暗い』

 
そう。一番苦しいと思った時は
ゴール間近であることも多いのです。

 
晴れの日も雨の日も曇りの日もあります。
 

空を見て雲の動きを眺めてみると
いっときも止まらずに
常に新しい景色になっています。

 
これと同じことが
自分の身体の中にも起きています。

 
一瞬ごとに少しずつ変わり続けているのです。

 
晴れの日と雨の日があって
雨の日には足止めを食ったように感じるけれど
物事は決して一直線に上がるのではなく
季節の移り変わりのように
行きつ戻りつしながら
確実に変わっていくもの。


美しい季節の変わり目を感じながら
自分(の成長)も「自然の一部」と
捉えてみたいと思います。
 

在宅ワークは、かつて勤めた職場と違い
失敗をした時に隣で『ドンマイ』と声を掛けてくれる人がいない状態です。
 

しかも殆どの場合
「自分自身がやらなけれは全く進まない育児、看護、治療、リハビリ」なども
同時に抱えています。
 

時には気持ちを爆発させたくなるかもしれません。

 
そんな時、本当はそばにいて
「わかる!同じ!」と声を掛けたいけれど
実際には距離があるので
そんな時
身のまわりの「自然」を師匠にして
「一直線に上がるのではないよな」と
自分の「自然な状態」も認めつつ
歩みを止めずに行けたらと思います。

 
必ず春夏秋冬の巡りがあります。
 

冬には冬の時代にやるべき種まきの時期があり
努力があれば、いつか芽を出し
枝葉を広げて花を咲かせ
やがて実りの時期を迎えます。
 

1日ではたどり着けないですが
実は同じところに居続けることも叶いません。
日々必ず、自分を自分で運んでいます。
 

春の芽吹きを街中で見かけたら
自分自身の中にある芽吹きにも
思いを馳せてみてほしいと思います。
 

きっと日々努力していることがあり、
何か成長している筈。
 

今週も泣き笑いありつつ
笑顔あふれる一週間になりますよう。
 

YPP
五味渕紀子
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