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月曜メール

vol.328 【教養とは、人の気持ちがわかること】

おはようございます。
このところ気持ちよく快晴が続いている関東の朝です。

 

我が家の窓や、通勤電車からも
真っ白な富士山が綺麗に見えて嬉しくなります。


さて、昨日facebookを眺めていたら
「教養とは何か。教養とは、ひとの気持ちがわかるようになることである」

という一文が目に留まりました。

 

詳しい出典は分からないのですが、
学者の養老孟司先生の言葉のようです。

 

なるほどなあと思います。

 

貯め込んだ知識や知恵の量が教養なのではなく、
その使い方として周りへの配慮があることや
周りに活かすものでなくては
その知識や知恵を持っていることの意義は深まらないのだと思います。

 

『人の気持ちがわかること』

 

世界に先駆けての超高齢化(このままだと超少子化も)社会を生きる境遇として
いろんな立場のいろんな人が
助け合って生きていく社会を作る必要がある私達に必要な言葉だと感じます。

 

養老孟司先生とは、一度だけ
とても昆虫がお好きな先生が夏恒例で行かれる虫取り旅行をご一緒させていただいたことがあり、
勝手に親しみを感じているのですが、
その旅行の最中にも勉強になる言葉がたくさんありました。

 

中でも
「樹木の葉は、どの葉にも光が当たるように生えていくんですよ」という言葉が
とても印象深く心に残っています。

 

お互いに陰をつくらず、
隣の葉の成長をさまたげず、
どの葉も生きるようになっている自然の偉大さ。

 

人も変な我欲を捨てて自然体になると、
それぞれに光が当たる暮らし方ができるのではないかも知れないと
ふと、そう感じました。

 

『人の気持ちが分かること』は
きっと大切だと知ってはいても
わかっているようで
わかっていないことが多いのが実情。

 

であれば
わかっていないかも知れないことを前提に
謙虚に、耳を傾けたり想像しながら
わかろうとすることから始めることに
価値があるように思います。

 

もし今日、
「なぜあの人はあんな物言いばかりするのだろう」と思うことがあるならば、
わかろうとする課題に恵まれている状況です。

 

わかってほしい
よりも
わかろうとしよう
を心がけると
今迄は見えなかったものが少し見えてきそうです。


今週も学びと実践のチャンスに恵れています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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