お知らせ一覧

月曜メール

vol.305 【長期的な視点で考える】

おはようございます。
埼玉はとても良く晴れた朝を迎えています。

 

昨日は参議院選挙が行なわれました。

 

都知事選立候補者のニュースが盛んで
参議院選挙について
自分の地域の候補者に関する情報は
あまり目に出来なかった印象があります。

 

参議院選挙に限らず、
TTPの問題にしても基地問題にしても
憲法改正にしても
国の方向性を左右するような大きな課題は
自分が直接どうこう出来るものではないため
もしかしたら
自分が今日食べる食事ほどにも
考えたり悩んだりする時間を持てていないかもしれません。

 

少なくとも私の場合、
1日の大半は目の前と少し先にある仕事ののことで占められており
参議院選挙のことも一週間も過ぎれば
新聞やネットのニュースからも話題が移っていく中で
思い出すことさえなくなっていきそうです。

 

何につけ、短期的なことは目に入りやすく、
長期的なことは意識していないと忘れがちなのかもしれません。


けれどおそらく、
今日の食事も今日の仕事も大事なのですが
同時に
未来のことも大事なのだと思います。

 


日々の仕事を一生懸命に努める中で
何が正しいのか、何をすべきかの真理を知る事ができる、

という先輩たちの教えがあります。

 

まずは目の前の自分のお役目を一生懸命に果たすことが求められ
またそれに勤しむことが目を開くことにも通じるのだそうです。
ならば
目の前のやるべきことに集中しながらも、
身につけた考え方や感性を使って
ときに、世の中の大局について
自分なりの考え方を持つことを試みたいと思います。

 

子供の頃はテレビ番組をみて
有名な人が言っているからそうなのかな、

ぐらいに感じながらも漠然と
きっと大人になったら
世の中についてもっと明るくなれるのだと想像していました。

 

いま、
疑いようなく十分な大人になってなお、
世の中について目が開かれているかというと
甚だ自信がありません。

 

今より良くなってほしい
子供たちに良い未来をバトンしたい


とは願うものの、

では、現在の国や社会の課題に対して
どうあるべきかは
幾つもの答えが対立する中で
「自分はこう考える」とハッキリと言えるものは、
そんなに多くないように思います。

 

せめて自分が通ってきた道筋で感じた分野だけでも
しっかりとした意見が持てるよう
しかも
短期的なものではなく
長期的な視点で考えることが出来るようで
ありたいと思います。

 

「未来に子供たちに住みやすい社会を残したい」と言いながら
「でもその方法はサッパリ考えたことがない」
というのでは、
本気で残そうと思っていない感じがします。

 

少なくとも自分の仕事(YPPの事業)を通じて
世の中が良くなることに近づくための活動が少しでも出来ればと考えています。

 

そして自分の仕事を全うすることに努めることで培える感性を使って
世の中の流れについても
無関心ではない大人に(今からでも)なりたいと思います。


今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

ページトップへ