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月曜メール

vol.302 【北風と太陽だなと思う話】

 

おはようございます。
埼玉は梅雨らしい朝を迎えています。

この所、週末は晴れて月曜が雨というパターンが多く
週末の洗濯が捗るのでありがたいです。

 

今日は曇天と言いつつ、日中は晴れ間も拝めそうな予報で
いま書いている間にも薄日が差してきました。


さて、先週は福岡に飛び
福岡県福岡市と熊本県天草市と山口県下関市のメンバーの方々に
直接お会いして
いろんな話をして来ました。

 

日頃チャットで話していて
コミュニケーションが取れているつもりでも
やはり行ってみると
直接会って話しているうちに
チャットではなかなか言い出せなかった話が出て来るものです。

 

直接会うことが叶わない状況の多いYPPですが、
それでも可能な限り、
会える時には直接会うことを
やっていきたいと思いました。

 

さてその福岡での交流会の席上
とても参考になる話をしてくれた方がいるので
今週月曜はそれをシェアしたいと思います。

 


ある仕事で、お客様からのレスポンスが遅く
なかなか予定通りに進まないことが頻繁していた時
遅れて返事をするお客様から
お客様は待たせていることに無頓着なのか
要件しか書いていないことに対して
Aさんは内心、
「遅くなってすみません」の一言があれば
もっと気持ち良く仕事できるのになあと感じていたそうです。

 

そこで彼女がとった行動が秀逸でした。

なんとその行動から、その後、お客様からのレスポンスの良さを生み出しました。

 

一体どんな秘策を講じたのか?

秘策ではありません。
地道で一見、なんの効果もなさそうなことを彼女は始めたのです。

 

本来なら、
「なぜもっと早く返事をくれないのでしょう」という
恨みつらみを書きたくなるところ、
もしくは
「こうこうこういう理由で遅れると困ります!」と書いて

少しでもレスポンスを早めでもらおうとするところ、

 

Aさんは
「嫌味にならない程度に、レスポンスがあるたびに御礼を返信した」というのです。

「お返事下さり、ありがとうございます」
「助かります」

 

これを繰り返しているうちに
不思議なことに
お客様から
「遅くなり、すみませんでした」という一言が添えられるようになり
やがて
レスポンス自体が早くなっていったそうです。

 

まさに「北風と太陽」のような話だなと思いました。

 

翻って私自身の日常を振り返ると、
自分が何かやった時には
「やってもらって当たり前」という顔をされればムッとなりますし
「ありがとう」の一言ぐらいあれば良いのに、とつい不満の種を蒔いてしまいがちです。

 

ところが、自分がやってもらっていることに
逐一感謝を述べているかというと
御礼を言わないことも多いように思います。

 

とくに一番親しい身内
家族となると
日々のことに御礼を言わないことが多いくせに
自分はもう少し感謝して欲しいと思ってしまっていることがあります。

 

そんな時
「なぜ○○してくれないの」という責める気持ちをぶつける代わりに
このAさんを見習って
「○○してくれてありがとう」を
続けてみようかと思います。

 

一回や二回ではなく、
「続けていくのがコツ」のようなので
すぐに何かが変わらなくても
長い目で成果を楽しみにしたいと思います。

 

間違っても
一回御礼を言ってみて
それに応えない相手にキレたりしないように。

 

小さなことかもしれませんが
一番身近な人にこそ
一番飾らない素の自分が出てしまいます。

 

そこでも自然と
相手を思いやれる心持ちになれたらいいなと
Aさんのエピソードを聴いて感じました。

 

この月曜メールは
大いに自戒を込めて書いています。

 

その時々でピンと来る方に
シェア出来れば大変嬉しいです。

 

今週も学びと実践のチャンスに溢れています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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