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月曜メール

vol.288【自分だけが、とは、思わないように努めてみる】

おはようございます。関東では先週に続いて雨の月曜を迎えています。
全国的にも曇りや雨が多いようですね。

 

ただでさえ憂鬱な月曜朝が、雨が降ってさらに気持ちが上がらないという人は多くても、
月曜だから、雨だから、いつにも増してグングン気持ちが上がる!という人は少数派だと思います。

 

でもそんな時こそ、少数派を目指して
雨の月曜でも元気が出るような月曜メールが書けるといいなと思います。

 

さて。

 

人は「自分だけがたくさんの課題や悩みを抱えている」と思うと気持ちが上がらないようです。

逆に自分よりも大変な境遇の人々の存在に気づくと
前者と同じ状況にも関わらず、今の境遇に不満を言わないどころか
感謝さえできるもののようです。

 

「自分だけが」月曜が憂鬱、雨が憂鬱で気がかりなことがあるのではなく
もしかしたら、全国の全員がそうなのかもしれないなあと想像してみると
(まさかそんなことはないだけに)
なんだか可笑しな気持ちになってきます。

 

ここでさらに空想の世界に入り、天上に神様の弟子がいるとイメージします。

雲の上から下界を見下ろし
アッチにもコッチにも憂鬱な顔で
朝を迎えている人がいるのを眺めています。

 

弟子には修行で培った「人を笑顔にするワザ」があり、空から見ているうちに
憂鬱な面々を笑顔にさせてあげたくなってきます。

 

杖を一振りするとあら不思議、サァーッと人々は笑顔に変わります。

 

。。。というのはおとぎ話の世界。

 

上空から自分のことを見降ろしてくれている人がいるかどうかは信じる人次第ですが
自分の大切な誰か(すでにこの世には居ない人)が

自分のことを見守ってくれている、と想像してみると
まだまだこの世に生のある私が不機嫌な顔で歩いていては申し訳なくなってきます。

 

つい先日、私の同級生の一人が地上から天国に引っ越しました。

もしかしたら天国では先輩方と再会出来、楽しく過ごしているかもしれませんが、
残した家族を思えば、道半ばでいくことは本当に悔しかっただろうと思います。

 

大好きだった祖父母やその両親(つまりご先祖さまですね)のことを思ってみても
今ここにあるのは、一人や二人の偶然ではなく
大勢の奇跡的な出会いの結果であることがわかってきます。

 

ご先祖さままで引っ張りだして想像すると、
月曜の朝が雨であることぐらいで憂鬱な顔をしている場合ではない
生きている以上はこの瞬間を大事にしよう、
大事なものをより大事にしようと思えます。

 

やりたいこと、やるべきことがまだまだたくさんあることに気づかされます。

 

この月曜メールを読んでいる方の中で
いま人生で一番大きな課題に当たっている人も多いかと思います。
課題というのは、成長にあわせて出てくるものだからです。

 

ロールプレイングゲームで出てくる敵を倒すと次はもっと手強い敵が出てくるように
人生の課題は、成長しようと思えば思うほど、その内なる期待に応えて現れてくれます。

 

時には望んだはずではなかった、と思えるものさえ
やってくることがあります。

 

しかし、乗り越えられない課題は現れない、といいます。

 

一人で抱えてしまおうとすると
二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなりますが
解決不能に思えてしまう時は、視線を上げて周りに協力者を探すこと。
それも課題が教えてくれる大事な「人生の歩き方」ではないかと思います。

 

楽しい出来事はもちろんのこと
一見楽しくない出来事の中に楽しさや意味を見出すと
ほとんどのことを楽しく捉える境地が待っています。

 

アタマでわかっていても
人生の達人の域にはなかなか至れず
つい憂鬱な顔をしてしまうものですが、
「自分だけが」のループに陥らないよう
みんな多かれ少なかれ何を抱えているものだ、と考えることで
少しでも背負う荷物の重さが変われば良いなと思います。

 


今朝は、私よりもずっと大きな課題と向き合っているある大事な友人のことに思いを馳せつつ、書きました。


今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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