お知らせ一覧

月曜メール

Vol.273 【理想と現実にギャップがあって当たり前。気楽にいこう!】

おはようございます!
11月最後の日ですね。

YPPは、第11期決算をむかえ
明日から第12期に入ります。

日々コツコツと
誠実にお仕事をしてきた全ての方々の積み重ねで今日があります。

改めて、11年間のお力添えに感謝しながら
本日の月曜メールを綴りたいと思います。


さて、冒頭のタイトル
「理想と現実にギャップがあって当たり前」という言葉ですが
これは創業の頃
まだほとんど仕事が動き出す前に
あれこれ思い悩んでいた当時の私に
とても衝撃的に響いた、ある経営者の言葉でした。

あれから10年近くの歳月を経て
常に理想と現実があり
理想に向かって歩む道の中で
叶えられていくことが一つずつ増えていき、
また理想はさらに高いものに変わっていくことを実感しています。

理想とは常にもっと先の未来にありたい姿であるので、
現実と理想には常にギャップがあるのは当たり前。

でも当時の私はおかしなことに
「理想と現実にギャップがあること自体に悩んでいた」のです。

当たり前のことを当たり前だと考えず、
なぜか、クヨクヨしていました(笑)。

職業柄、さまざまな仕事や社会復帰のスタートアップに立ち会うようになり、
このような傾向は
「まだ行動を起こしていない時」に多く見られる現象であることが
次第に分かってきました。

まだ何も始まってない時ほど
着手できていない時ほど
初心者であるほど
出来ないくせに理想だけがやけに高く(笑)
「あそこがダメ、ここがダメ」と出来ていないところばかり目についてしまいます。

なぜ軽々と行動できる人がいるのだろう?と
不思議なくらいに成長が早い人は
この間逆をいっていて
あまりクヨクヨ考えない。

行動が早い人の特徴は、
「理想に届かなくても気にならない」
「ま、最初だからこんなもんだろう」と
出来ないことを認めていて
その分、気楽に構えていられるのです。


どちらがよいかは一目瞭然です。

後者はすぐ行動するため
失敗もたくさん経験でき、
結果として、
上手にやる方法に早くたどり着けます。

そして「最初はうまくいかなかったけど
段々うまくなるものだ」という体験を通じて
「やれば見えてくる」という
ものの見方、考え方ができるようになります。

これこそが、本当に貴重な財産です。

やる前から高すぎる理想とのギャップばかりに目を奪われて悩みすぎてしまうクセがあると
やること自体を尻込みしたり、
まず「やるかやらないか」が
悩みの中心に来てしまいます。


そうはいってもなかなかドキドキしてしまって
前に踏み込めない、と感じる人は
返事は常に「ハイ!」とする、と
強引な習慣をつけてしまうのも手です。


これは実行したそばから、
「ああ、なんでハイ!なんて調子よく言ってしまったのだろう」と後悔する羽目に
大抵なりますが(笑)
そんな嫌々からでも言ったからには約束を守ってやってみると、
不思議なほど
「あの体験があったからこそ」の出逢いや
学びに結びついていくのです。

これはもう
本当に騙されたと思って
是非とも試してほしいことです。


そして振り返ると
無駄なことは一つもないのが人生。

辛い体験や、しんどい体験こそ
味わい深い人間味を、その人にもたらしてくれます。

考え過ぎずに
まずやってみる。
そして、うまくいかなかったら
そんなの、最初は当たり前!と笑い飛ばしながら
続けてみる。


最近とくに、
危ないことはあらかじめ排除する傾向が強すぎる世の中のように感じます。
(特に子育てや教育の場面で)

大人こそ、子供のためにも
チャレンジする姿を見せていくことが
意味ある時代になっている気がします。


そして大抵のチャレンジは
最初がヒド過ぎるほど
成長の伸びしろも大きく
貴重な体験になっていくものです。
(そして先週の月曜メールにも書きましたが
そこでやる失敗は、後輩に勇気を与えるネタになります)

今週もそんな学びのチャンスに溢れています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子
ページトップへ