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月曜メール

Vol.270 【自分の思いや考え方を伝え共有すること】

おはようございます。
小雨がぱらつく東京の朝です。

北のほうではかなり冷え込んだ場所もありそうですが
関東は暖かい雨の1日になりそうです。


さて、この月曜メールも今週で270号。
キリの良い数字は、気持ちも改まります。

270回、この月曜メールでは一環して「私の思い」を綴ってきました。

自戒を込めて書きますが
仕事でも家庭でも
「これを、こうしておいて」などの業務連絡のやりとりはあるものの
ごく親しい家族であっても
むしろ毎日顔をあわせる人こそ、
「私はこう思う」ということを直接伝えたり、
相手の考えなり話しに耳を傾けて
じっくりと聴く機会は少ないものです。


私自身、子育て中のため
子どもには、日々言って聞かせる大切なことがあるはずですが
「ああしなさい、こうしなさい」ではなく
「私はこう考えている。こう思っている」という考え方をじっくり話して聞かせることは
本来そうありたい時間よりも少ないのが実状です。
そして、
あなたはどう考えているの?を聴いてあげる時間も。


むしろ、離れて暮らす友人や、
全く接点のないSNS上の人には
自分の考え方を言いやすく
毎日顔をあわせる人にこそ、
伝えにくいものなのかもしれません。

でも、社内研修で、改めて職場の仲間と
「自分が大切にしている仕事の信条」を共有してみると
必ず、
「仲間がこう考えていることがわかって良かった」という感想があります。

また、仕事仲間に自分の考えを伝えることで
自分でも
「私はここを大事にしているのだな」と改めて自分の価値観を知ることができます。


研修のような改まった機会がないと
なかなかチャンスが来ないようにも感じますが
実は、物事がこんがらがってきた時こそ
そういう「見直し」「確認」のチャンス到来です。

最初は「トラブル」のような顔をして現れた出来事が
実は、大いなるブレイクスルーの女神であった、ということはよくあって
課題をクリアし続ける人は
これをよく知っています。

そういう意味で
何が起きてもそこに学びはあり、
生きていることは学びに溢れていると思うのです。


そして、学びも一人で人知れず
こっそり学習というのでは効果も一人分に過ぎませんが、
「私はこういうことを通じて
これが大切だとわかった。考えた」と
誰かしら共有することで
伝えた方も聞いた方も、お互いにそれを宝にすることが出来ます。

在宅ワークであっても
仲間づくりはできるはずだと
この間、いろいろとトライしています。

仕事は決して一人で簡潔するものではなく
前後に必ず携わる人がいます。

その前後の人と価値観共有が出来るようになると
もっと平たく言えば
分かり合っていると、仕事はもっと味わい深くなります。

そしてそれは
家族との関係性でも通じるところがあるなあと思います。

日常生活では日本人は往々にして
話して分かり合う、というより
相手の気持ちを慮って感じ合う、が得意かもしれません。

自分の思いや考えを示してみること
伝えてみること。

仕事の中にも家庭の中にも
様々なリアルなコミュニティの中には
そういうトレーニングをするチャンスが潜んでいます。

今週もぜひ学びの多い一週間に。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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