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月曜メール

vol.255 【持てる者の悩みに感謝】

おはようございます!
コートの襟を立てて寒風に耐えた冬のことは一切忘れたように
汗の吹き出る暑さが続いていますね。

浴衣、お祭りの屋台、花火大会など夏休みらしい風物詩も各地で見かけます。
週末はご家族や友人と
楽しい時間を過ごした方もいらっしゃることと思います。


さて。
今週月曜は、「持てる者の悩み」について思いを巡らしたいと思います。

春夏秋冬があるからこそ、
四季折々の自然の移り変わり、美しい景色を拝める日本。

夏があるからこそ
こういう暑い日も過ごさねばなりません。
(とはいえ、クーラーの恩恵があるので、耐え忍ぶには程遠い快適な生活だったりします)


先日、ある不動産オーナーの方々と打ち合わせを行いました。

不動産物件を所有している、と聞けば
「ああ、お金持ちで羨ましいな」
「家賃収入が毎月あっていいな」と思う人がいるかもしれませんが
物件を所有すれば必ず、その物件を維持して入居者の人にきちんと住んでもらうためのさまざまな管理が必要で
そこにはオーナーならではの課題や悩みがあります。


個人でも、マンションを買えば、マンションの管理組合に所属して、修繕費の積み立てやら、植栽の苦情対応など
その時々に対処が必要な問題に処す必要が生まれます。

庭付きの一戸建てを買えば、
庭の手入れがセットでついてきます。

結婚すれば、結婚した相手やその家族や親戚付き合い。
子供が産まれれば、子育てに関する悩み。

学校に入れば、学校生活の中で生じる悩み。
部活に入れば、部活や大会に向けての悩み。
会社に入れば、仕事や職場の悩み。


長い目でみれば、
とても幸せで平和な生活でも
細かなところでは日々
人は何かしら、悩みを抱えて
ふと気づけば
不平不満が頭をもたげてきます。


でも自分の身の回りの悩みは、
「持てるからこそ」生じていることばかり。

裏を返せば、
「恵まれているからこそ」であることが少なくありません。

要は「持てる者の悩み」。


今日現在、命の危険もなく
この月曜メールを読めている環境であるとしたら、
ほんとうは感謝できることに事欠かない状態なのです。


やるべき、仕事がある。
お役目がある。
大切な人がいる。
関わりがある。
プロジェクトがある。
プレッシャーがある。

克服したい課題がある。


月曜の朝こそ、
清々しい気持ちで
一週間をスタートしたいので
手始めに
憂鬱だと感じていた「ある悩み」について
それは「持てるからこそ、今の自分にきたギフト」と
読み替えてみてはいかがでしょう。

ちなみに、
課題は克服できない人のところには来ない、と言います。

それと、
一つの課題を乗り越えたら、一切課題はなくなるかというと
そんなことはなくて、
克服できた自分にふさわしい
次の課題が必ずやってきます。

つまり、
今の自分にある課題は、
未来からみたら
常に一番小さい。

試しに乗り越えてみてください。

乗り越えてみたら、
とたんに小さくみえるものです。

それは課題が小さくなったのではなく、
自分がひとまわり成長した証し。

成長したとき
人は喜びを感じる生き物です。

成長したいからこそ
人は自分で望んで課題を引き寄せます。


課題があることが問題なのではなく、
本来は自分で望んで手に入れたのに
それに気づかないから
解決までに余計な時間をかけてしまいます。


「持てる者の悩み」とは
成長できるための必要な栄養源であり、
命あるからこそ。


それと、そうは言っても
一人では疲れてしまうので
課題は自分だけに降ってきたのではないと考えることも
うまく向き合うコツかもしれません。

そして
「能力は未来進行形で考える」。
「鏡を拭かずに自分の顔を拭うこと(他人を変えようと思わず、自分の行いを改めること)」。

さあ。
あなたの今週の課題はなんでしょう。

逃げないと決めた瞬間から
課題克服が楽しくなれば
もう半分は解決したようなもの。

今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子
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