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月曜メール

vol.251 【抱えるより、分け合う】

おはようございます!

私の住む埼玉は、梅雨とは思えないほどの
清々しい涼しくて気持ち良い朝を迎えています。

今日は気温もさほど上がらず
過ごしやすい一日になりそうです。

暑ければ「暑い」寒ければ「寒い」とよく口にしますが
「気持ち良い日ですね」はなかなか聞かないものですが、
昨日行ったお店では
「今日みたいにお天気が良いと
得した気になりますね」と
お会計の時に声を掛けてくれた店員さんがいました。

ふとした一言ですが
良い言葉を使えることは素敵だなあと思いました。


さて
前置きが長くなりましたが
今週のテーマは「抱えるより、分け合う」です。
もっといえば「うまく頼り、頼られるチーム作り」についてです。


YPPでは、
フルタイムでは働けない事情、状況のなかで
少しでも働きたいと登録をしている方が大半です。

フルタイムで働けない理由は人様々ですが
よくあるのは
「小さなお子さんを抱えている」
「持病がある」
などです。

小さなお子さんがいれば
元気であっても夜泣きもするし
しょっちゅう発熱したり
怪我で病院に急行することもあります。

突然のハプニング時に
仕事の納期や、ラストスパートの作業が重なる時
「ああ自分が二人いたら」という気持ちになることは想像に難くありません。

だからこそ、
YPPではペア制やチーム制により
不測の事態に備えたいと考えて
進めてきました。
(全ての現場がペア以上とは限らないですが)

実際には
「なるべく迷惑をかけたくない」とそれぞれが考え
多少のことは、踏ん張ってなんとか仕事の約束を守ろうと
全国各地で(一部は海外で)
仕事をしてくださっています。

それでもハプニングが起きた時には
ぜひ仲間に一声かけて
「今日はお願いできますか?」が言い合える風土を培っていきたいと思っています。

仕組みがあっても使う人がいなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

ハプニングが起きた時、
(納期に間に合うように仕事を全うできなくなりそうな何か不測の事態が起きた時)
その瞬間は
「ああ、どうしよう」と、
誰しも思いますが、
大きな枠でみると
「チーム制、ペア制の仕組みを鍛えるチャンスが訪れた」とも言えるわけです。

YPPメンバーの誰もが
チームメンバーに一度も頼ることなく、
自分の仕事を必ず独りで全うするという風土を作り上げるか
そうではなく
時にチームに頼ることがある代わりに
誰かのハプニング時には助ける側にもまわる体験を重ねた人が多く存在する場にするか。

YPPは圧倒的に
後者をつくりたいのです。

お子さんが小さいうちは
特に三人も四人もお子さんがいる人は
「私は頼ってばかりで申し訳ない」と感じることがあるかと思いますが
長い目でみたら必ず
自分が受けた恩を
誰か次の人に返すチャンスは訪れます。

持病を抱える方は
ご自身の体調のことは同情されたくない、という気持ちもあると思いますが、
それと
「今日仕事が難しくなった事実を受け入れ
その日は安全なかたちにメンバーにスイッチすること」は
同情をかうこととは全く異なり
大切な仕事のご縁を長く保つための
必要な対策です。


「頼るのが申し訳ない」はよく聞く言葉ですが、
一方で
自分は今日休みのつもりだったけれど
ハプニングの起きたメンバーの代わりにがんばる、という状況になった時には
「チームのお役に立てた」ことで
もし自分がその立場だったら
そんなに悪い気はしないし、
休みをとらざるを得なかったメンバーに
不平不満は起きないはずです。

チームメンバーを信頼する。

そのきっかけの一つに
「お願いする」「お願いされる」という行為があります。

それと
「誰にも迷惑をかけたくない」と言って逡巡している時点で
すでに迷惑だったりします(笑)。

仕事だけでなく何事でも
「頼ることがある代わりに
頼られることもある」ものなのです。

両方とも
避けようとすると生きにくくなります。

両方とも
ぜひ大らかに、受け入れてください。

それが自分のためだけでなく
周りのためでもあるのです。

私自身、
自分で出来ることの限界に気づいて
人にうまく頼ることを覚えることが「課題の一つ」です。


今週もハプニングが起きたら
それはチャンスの時、と読み替えて
世の中に必要な力を磨いていきたいと思います。

今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子
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