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月曜メール

vol.234 【心を込めるということ】

おはようございます!

昨日から三月、寒さが厳しい地域もありますが
季節は着実に春に向かっていますね。

私の住む埼玉は雨の日曜日から一転、気持ち良い晴天が広がっています。


【心を込めるということ】


さて昨夜のこと、息子の音読の宿題で
日本の古い物語を聴いていました。

主人公の女の子が、雪下駄を買いたくて、作り慣れないながらも父親の仕事を見よう見まねでわらぐつを編みます。「履く人があったかいように、歩きやすいように」と心を込めたその仕事ぶりから見染められ、お嫁さんになるという物語です。

お話のなかで「オラも職人だから、心のこもった良い仕事はわかる」という台詞がありました。

偶然ですが、今朝の日めくりカレンダーの言葉には「耳で聞くのではなく、心で聴く」と書いてありました。

そこで改めて三月初めの月曜日は、「心を込めた仕事」について考えてみます。

さて、
日常の仕事にどれだけ「心を込めて」いるかどうか。

「心」は目に見えたり、数えたりできませんが
確実に人のなかにあって
この有り様は、日々の生活に大きな影響を与えています。

目に見えなくても、常に感じているもの、感じてしまうもの。

メールのやり取りをみていても、
心の有り様はでています。

喜んで書いているのか、怒って書いているのか
丁寧に書いているのか、いい加減に書いているのか。

「心を込めよう」と思っても
思った矢先から何かに追われ、
つい雑になったりしてあとから反省する、という経験は
ほとんどの方が身に覚えがあるのではと思います。

最初の仕事は緊張もし、仕事に出会えた喜びもあり
自ずと真摯な気持ちが湧き上がるものですが
慣れてくるとその新鮮さは失われていきます。

心を込めよう、と決めた日から
全てに心を込められるというよりも
込めたつもりで、
ふと思い返せばまだまだだったり
つい忘れてしまったことに気づいたり、
そんなことを繰り返しながら
そして時には大きな恥をかくような失敗もしながら
「心を込めないと、ロクな仕事にならないんだなあー」と思い知る体験などに教わりつつ
次第に磨くことができるように感じます。

前述の物語の主人公のように、その仕事を受け取る人のことを思えば
そこには確実に心がこもります。

ふと、惰性でやってしまったなあと反省することがあったときは、
その仕事の先にいる「使ってくださる方」のことを想像してみると
また自分の「心」が反応してくれます。

「心」も「仕事」も振り返れば一期一会で、常に移り変わりのなかにあります。

今日向き合う仕事、今週出会う仕事。


まだYPPで直接のお仕事を担当していない方も
何かしら、一日のなかで
心が感じる学びのチャンスにあふれていることでしょう。

大切なことは繰り返し繰り返し
思い出し、考えて、感じて
豊かに生きる術を身につけていきたいと思います。


今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。


YPP
五味渕のり子

 

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