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月曜メール

Vol.397 【心優しく、大いに悩み、生きる力を身につけていこう】

おはようございます!
朝夕少し涼しい日もありますが、
日に日に暖かくなってきましたね。

汗ばむ陽気になる日も増えて
青空に新緑が映える季節を迎えつつあります。

シリアのニュースに胸を痛めている方も多いかと思います。

冷戦の再来のような国際的緊張が高まる中で
日常生活はその影響を感じるほどのものではありませんが、
無関心ではいられないのと同時に
いまここで出来ることは、
目の前の人を一人でも笑顔にすることの積み重ねなのかな
とも思います。

さて今週の月曜メールは
私が、いくつか
仕事でプレッシャーを感じる時に唱えている言葉をご紹介したいと思います。


「心配事の9割は起こらない」

たしかお坊さんが書かれた本のタイトルでした。
「もしこんな事が起きたら」と
明るい未来をワクワク想像することと、
「もしこんな事が起きたら」と
自分が困るシチュエーションを心配することと
後者の方が得意になってしまい、発想する頻度が高いときには
この言葉を思い出すようにしています。


「夜明け前が一番暗い」

先が見えないように感じられたら、むしろ、解決に近づいてきた証拠!くらいに
課題を前に自分を鼓舞したいときに
私にとって有効な言葉です。


「伸びる日もあり、伸びぬ日もあり」

農業に従事する方の言葉だと教わった事があります。

自然を相手の仕事は、思い通りにならない前提を受け入れる受容力や、
本来の営みを知る力が高い気がします。

体調が良いときばかりではなく
調子が悪いときに
程よく力を抜いた方がうまくいきそうだな、と感じるときに
思い出す言葉です。


「憂鬱でなければ、仕事でない」

幻冬社の見城社長の本のタイトルです。
毎朝起きて、三つは憂鬱なことがないとダメだ、といったことが本に書かれていました。
挑戦しているからこそ、
ままならないことも起きているのであり、
憂鬱さはすなわち自分がいまの実力を上回る課題に挑んでいる証とも言えます。


「思念は業(ごう)をつくる」

仏教の教えで、
「思うこと」の大切さを説いている言葉です。

自分が思ったことが自分に業(ごう)をつくります。
つい目先の不安を頭で膨らませてしまいそうになるとき
「良きことを思うこと」の大切さを今一度、自分に言い聞かせる言葉です。


何かに悩めば悩むほど、
このような先人や先輩たちの言葉が
味わい深く感じられます。

その悩みが
自分一人が得をしようとか
楽をしようという理由からではなく
身近な誰かの役に立ちたいと思いながら
その力不足を感じてのものであれば、
悩んでいる姿はとても尊いと思います。

自分さえ良ければと思うとき
人は策を練ることはあっても
悩むという心境に苦しむことはありません。

悩みがある、というのは
対象となる誰かしらの存在があってのこと。

悩みの奥にある発生源は、他人への関心であり、それは「愛」だと自覚すると
見出す答えは前向きなものになる気がします。

そしてそれは、
AI時代に求められる「人間らしさ」を磨くことに
他ならないと考えます。

今週も、大いに頭に汗をかきつつ
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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