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月曜メール

Vol.395 【育ててもらってきたことに思いを馳せる】

おはようございます!
快晴の空が広がっている関東の朝です。

事務所がある東京は葉桜になりつつありますが、散り際も見事に美しいです。
これからは東北地方で見頃を迎えていきますね。

今年は寒く雪の多い年だっただけに、春の便りが嬉しく感じられる気がします。

さて新年度となりました。
街中やお客様先にて
初々しいスーツ姿の若者を見かけます。

自分の社会人一年目を振り返ってみると
本当に笑ってしまうほど
無知で未熟で、大いなる勘違いを多数していました。

先輩やお客様にも
無知ゆえに失礼なことをしていたのに気付かず
自分はとても頑張っているのだという気持ちは人一倍強かった気がします。

幸い細かな記憶は忘却の彼方ですが、
もし映像として再生されたらきっと赤面ものに違いありません。

私に限らず大なり小なり、
新人時代の失敗には枚挙にいとまがないのではないでしょうか。

誰もが周りに笑われるくらいの失敗をして
でもそこで周りの人に教えてもらい、助けてもらいながら
仕事を覚えて来たのだと思います。

ところが本人は鼻っ柱が強くて
自力でやった気になっていることも多々あったと思います。

具体的に教えてもらえない時は、
放っておかれたと被害者意識。

放っておかれたのではなく
自分で考えるチャンスをもらっていたこと
実は内心ハラハラしながら見守ってもらっていたことは
後年、部下を持ってから知ることになります。

あるお坊さんが
飾りの置き方について叱責を受けた時、
「教わっていない」と思わず口答えしたところ
「見せてきた」と静かに言われ
ハッとした話を紹介されていました。

色々な先輩からの教えがあって
歩んできたことは紛れも無い事実です。

新年度の始まりに、
自分の新人時代から
先輩のみならず
取引先やお客様先など
関わってくださった方々に思いを馳せ、
育ててもらったことへの感謝の念を抱きたいと思います。

そしてやがて
教える立場になった時には
教わる立場の人から
また学ぶこともあります。

桜のように日々姿を変える儚さを伴わない日常の暮らしは、
一見同じようなことの繰り返しにみえて
実はその1日ごとが貴重です。

忙しくなると
つい雑になりがちなのですが
丁寧に一生懸命に
目の前の課題に取り組みたいと思います。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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