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月曜メール

Vol.392 【職責を全うする事が世の中のためになっている】

おはようございます!
よく晴れた関東の朝です。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、今朝はコートが必要な寒さですが
そんな日もあと僅かだと思うと
朝の冷たい風も清々しいです。

さて昨日は3.11。
多くの方が7年前に起きた大災害と
今も困難な状況にある方々へ思いを馳せたのではないでしょうか。

あまりの大惨事。
大切な家族や故郷をなくした悲しみを思うと
何かしら出来ることをしたいと思わずにはいられなかったあの日の心境が蘇ります。

当時、私自身は小学校一年生の息子がおり
会社も少人数でやっとまわしている状況で
すぐに東北にボランティアに駆け付けることも、
多額の寄付をすることも出来ず
もどかしい思いを抱えながら過ごしていました。

その時の月曜メールにも
そんな思いを綴りました。

そして「私達は微力だけれど決して無力ではない」と
「この被災から復興するにはきっと今まで以上に時間がかかる。
いつかお役に立てる日がくる。
それまで自分の目の前の仕事に専念しよう」
とメッセージしたと記憶しています。

あれから7年。

やはりまだまだ復興には時間を要する現実を私達は目の当たりにしています。

けれど当時は途方にくれるしか無いように見えた景色も
あちこちでたくましい営みが再開され、町や村が蘇りつつあります。

過疎化という日本全国で課題となっていることが一気に進んでしまった「地域課題の最先端」に途方に暮れるのではなく
だからこそ、ここから成功例を作り上げるのだと熱い思いで取り組んでいる方々がいます。

当時は悲しみで涙が出ましたが、
今は感動で涙が出るような
人の強さや温かさが生まれています。

そして私達YPPも、今なら出来ることが生まれています。

人口が少ないということは働き手の確保が課題です。
生産性の向上も課題です。


私達が行ってきたアウトソーシングという形態や
チーム制で離れた場所にいる人が協力しあって
仕事をリレーするやり方は、
今なら復興する会社や
地元に戻って働きたい人に
一つの選択肢として示すことが出来ます。

やはり、本分を全うしていたら、無力ではなかったのです。

本業を通じて役に立てることがあることを
今、とても嬉しく思います。

これは誰か一人の功績ではなく
色々な仕事に挑戦した全員で作りあげてきたものです。

様々な仕事で様々な作業を行い
時に不慣れなものもあり
間違えて冷や汗をかいて
お客様にお詫びをしながら
再発防止策を講じたことも
ノウハウになっています。

まさかあの時の自分のミスが
東北被災地支援に繋がるとは
誰も思っていなかったでしょうが
長い目でみると
やはりそれも確実に役に立つことになるのです。

一つずつは何の影響も持たないように見えますが、
仕事の一つずつが実績であり、未来を創るためのピースとなります。

慌てる必要はありませんが
更に役に立てるのだという自覚をもって、
それぞれがチカラをつけることにぜひ貪欲でありたいと思います。

私達は必ず、もっと良い未来をつくる。

助けたい人を見かけたら
躊躇なく手を差し伸べられるように。

仕事は、確実に私達にチカラをつけてくれます。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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