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月曜メール

Vol.382 【心新たに そして柔軟に】

新年あけましておめでとうございます。

すっきりと晴れた元旦を迎えた地域も、
雪が舞う中での元旦を迎えた地域も、
みなさま、お健やかにお過ごしでしょうか。

この月曜メールを2018年スタートの元旦の朝にお届けできること
とても嬉しく感じながら、お届けします。

つい先週の月曜はクリスマスで
慌ただしい年末の空気を身にまとっていましたが
一週間経った今日は、不思議と穏やかで厳かな気持ちに包まれます。

「一年の計は元旦にあり」
今日は丁寧に一日を過ごそう、とか
笑ってにこやかに過ごそう、などと心がけている人も
きっと、いつもより多いはず。

暦に意味をもたせ、節目の日を大切にしながら、
昔の人も「心新たに物事を考える日」を作っては、受け継いできたのでしょう。

心というのは不思議なものです。

目に見えるものではなく
取り出せてじゃぶじゃぶゴシゴシと洗えるものではありませんが
「心新たにする」や「心が洗われる」といった心境は、しっかりと感じることができます。

町中が包まれているお正月の新しい空気を感じながら
ぜひ、心新たに過ごしたい一日です。

とはいえ、私事で恐縮ですが
義母が年末に骨折で入院しました。

病院に行くと、鏡餅は飾ってありますが
お正月の喜ばしいお祝いの空気と対照的で、
新年を病院のベッドでむかえることに、かえって寂しい気持ちになってしまいます。

時に、抗えないことや
ままならないものがあることも事実です。

それでもやはり、明るくありたいと思うことは大事。

暗く落ち込んでいては感じられない新芽の息吹も
明るく空を見上げれば、視界に飛び込んできます。

明るい生き方のお手本というのは、探してみるといくらでもいるもので
ぜひ皆様に紹介したい方がいます。

私が昨年ふとしたご縁でお目にかかった中に、
若宮正子さんというとても魅力的な女性がいます。

82歳でiPhoneのゲームアプリを開発してアップル社から表彰を受けて以来
各地に呼ばれてすっかり人気者になっていらっしゃいます。

昨晩、若宮さんのfacebookをお見掛けしたら
除夜の鐘が鳴り終わる前に寝てしまうので、という前置きで
だいぶ早い時間帯に、年越しそば ならぬ 年越しうどんの写真をアップしていました。

うどんが好きなので「美味しいですよ」とうどんの写真。
夜更かしが苦手なので、まだ早い時間にも年越しの行事。

ふとしたことですが「まーちゃん流」という若宮さんの投稿は、
自分が良いと思ったやり方でアレンジして
「これであらねば」という思い込みが少ない、軽やかな生き方を感じます。

以前の私は、年越しそば一つとってみても、
「何が何でも蕎麦にしなくちゃ」とか
「年をまたぐ直前に用意しなくちゃ」とか
常に追い立てられるように準備をしていた気がします。

乳幼児を抱えている生活は、人よりもままならないことが多いのに
出来ない時ほど、出来るようにあらねばと自分を縛っていたのです。

子供が大きくなり、余裕ができた今のほうが
「〇〇せねば」という縛りも減って
「〇〇でも良いけれど、我が家は△△流でいこう」と
自分ができること、我が家流の過ごし方を良しと思えるようになってきました。

ままならないことが人生の後半に増えていくことを教えてくれる
義母との生活も影響していると思います。

ただ、そんな体験や学びがありながらも、
これからも、未熟な分野ほど、慣れないながらも必死であろうとすることでしょう。

ときに必死に。ときに柔軟に。

一生懸命に生きていくということに尽きますが
経験や年を重ねるとともに身につく柔軟さは、自分を助けてくれると感じます。

2018年
どんな素晴らしい一年にできるか。
心新たに、そしてワクワクしながら、考えたいと思います。

 

ぜひ皆様も、心新たに今日という日をお過ごしください。

今年も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一年になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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