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月曜メール

vol.338 【大きな目標には楽観的な考え方プラス日々の行動で】

おはようございます。
東京は冬らしい寒さが戻ってきました。



お雛様が飾られる季節
この寒さもあと少しですね。



さて
先週火曜日に
「ジャパンソーシャルビジネスフォーラム」に参加してきました。


月曜メールで取り上げたことのある
ユーグレナの出雲社長はじめ
素晴らしい社会起業家の方々が
ご自身の活動を発表されました。


私は初めて知ったのですが
ジャパンハートという
アジア諸国の医療水準を底上げする活動があります。
http://www.japanheart.org


「自分は医療を受けられない人のための医師になろう」と志し
22年前にたった一人で百万円の自分のお金をもって海を渡った若者がいました。


掘建小屋で土の床の中で
医療器具も看護師も満足にいない状態から
診療をはじめ、
ひたすら現地で医療行為を重ね
22年を経過した今では、大勢を巻き込んで病院を建設するまでに至りました。


おそらく最初に始めた時には
22年後に医療ボランティアとして
志に共鳴した医師が休み返上で
診療や手術をしに集まってくる状況は、想像できなかったことでしょう。


確証のない中で行動を続けた結果が
現在の素晴らしい成果につながっていました。
最初からは何も約束されていないけれど
必要な行動を継続していくと
必ず打開の道がみえてくるのです。

この発表に限らず
課題に向き合い革新的な何かを生み出す背景は
いずれも共通して
「最初は全くあてのない状態」でした。

そういえば、YPPをはじめた時も実は
さまざまな反対の声がありました。

「在宅の主婦に大事な会社資料を出す人なんて居ないよ」とか
「税理士や社労士が反対するよ」
「もし失敗したらどうするの」など
否定的な意見が数多くありました。


その度に「心配してくれてありがとう」と
心の中で呟きつつ
「でもやってみよう。やればみえてくることがある」と考えながら、やってみました。


実際はじめてみたところ、
思っている以上に
色々大変なことが起きました(笑)。


メンバーさんに資料を送ったら
納品ギリギリになって
「やっぱり出来ません」と
全く手付かずで戻ってきたこともありました。


そんな一つずつの失敗が
一つずつの気づきや
改善のきっかけとなりました。

そんなものなのです。
よくよく机上で勉強し準備したら失敗しないのではなく
どこからどう始めても
やってみて初めてわかることばかりです。


やらなかったら、気づけなかった。
感じられませんでした。

百聞は一見に如かず、と言いますが
百見は一行に如かず。

そして一つ失敗したら(予想と違ったら)
「やっぱりダメなんだ」と思うのではなく
「ほら、一つ学べた」と受け取ることが
続けていくコツなのです。

このソーシャルビジネスフォーラムの
メインゲストは、
ノーベル平和賞も受賞されている
グラミン銀行創設者の
ムハマド・ユヌス氏でした。

ユヌス氏は、
世界最貧国の女性に(もちろん担保も仕事もない状態で)少額融資を行い、
貧困から抜け出す手助けを続けてきました。

「マイクロファイナンス」と名付けたその画期的な手法は
具体的成果が見えてきたのち
(長年異なる立場をとってきた)世界銀行をも動かし
世界中で広がっています。

最初は「狂った」とまで思われた
過去に例のない活動を始め、
成果が出るまで続けてきたユヌス氏は
自身のことを「楽観主義者」と呼びます。


そして今「生きているうちに世界中の貧困をなくす」ことを
確実な目標に掲げています。

途方も無いようにみえる目標や
大きな課題に向き合う人ほど
「楽観的」に考えています。


それだけ「考え方そのものが大事」だということを
私達は素晴らしい世界的活動から学びたいと思います。


今週もそれぞれ向き合う課題はまちまちですが
ぜひ同じように
「楽観的」に考えながら
必要な行動に移していきましょう。


今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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